2023年12月01日 訪問リハビリテーションこころ
久しぶりのブログ更新です。
秋の期間は訪問リハビリや地域リハビリの研修会を開催したり、ケアマネジャー向けの講師や
療法士向けの講師を務めるなど、リハビリ・地域の発展のためにも動いておりました。
人前で話すと様々な反応(好反応や批判)をいただき、私自身の気づきを得られる機会でもありました。
その中で印象的であった話を記載しますね。
講義で、リハビリの関わり方は対象者が自身の身体をどのように捉え(感じ)ているか、
「対話」して理解することが大切と受講生の方々にお伝えしました。
https://familyclinic-cocoro.com/blog-riha/20221010/37/
それを伝えた若い受講生(療法士)から「自分は問診が足りないと思いました」との感想をいただきました。
この気づきは素晴らしいです。
が、「問診」は「患者から聞き出す」要素が強いように感じます。
痛みがある方に対して
・どこが痛みますか?
・いつから痛みますか?
・どんな時に痛みますか?
といった流れでしょうか。診断や、解決法を検討する上では重要な方法と思います。
が、訪問リハビリで重要なことは「寄り添う」ことです。
そういった意味では「面接」という表現が適切と訪問リハビリの先人から教わりました。
・痛みがあることは辛いことと思います。どのような痛みか、私に教えてもらえませんか?
・その痛みは過去に経験したものに似ていますか?
経験したものであれば、どのような経過で楽になったか思い出せますか?
・どのようにすれば痛みが少なく動けると思いますか?リハビリで一緒に考えましょう
・その動かし方では痛むのですね、ではこの方法ならどうでしょうか?
どちらの質問をする療法士に担当してもらいたいですか?
これは一例ですが、痛みを感じる人、辛い思いをしている人は「誰も理解してくれない」という孤独を抱えています。
改善に向け「一緒に考える」という姿勢がリハビリテーションには大切で、そのために「面接」が必要です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。