前の世代が教えてくれたことを次の世代に繋げること

2023年08月25日 訪問リハビリテーションこころ

・人前で講義をすること

・学会や論文で新しい知見や治療について発表すること

 

一見、すごい人がすごいことをしているように見えます。

もちろん、努力した人がこういった発表等をすることが多いのは事実です。

 

が、これは発表者が知ったことがすごいのではありません。

先人の教えがあったから知れたことが多いわけです。

あの文献を読んだから理解できた、あのTVの情報があったから閃いた、などですね。

新しい発明は、大抵なにか2つ以上の物が合わさってできた物が多いと言われています。

 

カメラ    + 電話   = カメラ付き携帯電話

パソコン   + 電話   = スマートフォン

ビデオカメラ + ラジコン = ドローン

カップラーメンも、インスタントラーメンの度重なる改良にて完成したそうです。

 

話が逸れました。

お伝えしたかったのは、私も講義や学会発表をしますが、これらは全て先人が教えてくれたことを

次の世代に繋げる行為です。

自身が先人から教えてもらったリハビリの知識・技術を、例えば80人の受講生療法士にお伝えすることで

その80人の療法士の治療技術が向上すれば、救える利用者さん・患者さんが多くなるわけです。

人に教えることは、最も自身の勉強になるのでメリット多数です。

https://familyclinic-cocoro.com/blog-riha/20220513/13/

 

講義や学会発表はほとんど報酬はなく、準備に時間がかかります。

「よくやるね」と周囲からは結構言われます。

それでも療法士が発展するよう、社会貢献のために行う必要があると考えます。

各分野・各地で講義する方々は、きっと多くの人に知ってもらいたい、

役に立つ情報を伝えたい、という志がある方でしょう。

 

訪問リハビリを行う療法士が利用者さん、ご家族に、楽に動くコツをお伝えする

→利用者さん、ご家族がそのコツをデイサービスなどで他者に伝える

これも、救える方々を増やす方法の一つです。

自身が持っている情報で、一人でも多くの方のお役に立てればと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。