2023年04月21日 訪問リハビリテーションこころ
介護していると腰が痛い…、私(介護者)が辛くて倒れそう…
こういったお話、よく聞かれます。
寝返りや起き上がり、オムツ交換など利用者さんの介護が増えれば増えるほど大変になることと思います。
訪問リハビリはマンツーマンでご自宅で40~60分の時間をとって行え、
「利用者さんに合わせた」介護方法のご提案を行うことが得意です。
・どのように介護すれば腰を痛めずにオムツ交換を行えるか
・どのように介護すればご本人の能力を最大限、引き出して楽に寝返りや起き上がりを行えるか
・どこをつかんで介助するのが1番楽か
・どのように食事介助すればムセずに食べられるか
・介護者がどのような辛い気持ちを抱えているか(テーマから話が逸れるかもしれませんが)
こういった「動作のコツ」をお伝えすることを得意としております(お気持ちの共感も)。
病院や通所施設でも療法士がご家族への介護方法をお伝えしますが、大抵ご家族指導の機会は1度のみで、
その方法でうまくいっているか、ご家族が習得したか、フォローできないケースがほとんどです。
お伝えして終わり、ということです。
一方、訪問リハビリではご自宅でご家族に毎週、療法士がマンツーマンで接することができます。
「教わった通りにやったけどうまくいかない」「どうやって介助するのか忘れてしまった」
こういった状況、よくありますよね。
その際に
・方法を見直し、他の方法を提案する
・再度、方法をお伝えする
このフォローができるのは毎週、ご自宅を訪問する訪問リハビリだけです。
昨年6/24のブログでも掲載しましたが、介護者(ご家族)は家事や介護、見守りなど沢山のことを
毎日こなさければならず、余裕のない日々を送っています。
https://familyclinic-cocoro.com/blog-riha/20220624/21/
少しでも介護を楽に行える方法を伝えるのが我々の業務ですが、その方法を覚えるのが
大変な状況であることは容易に想像できますよね。
療法士がお伝えした方法をうまく行えないことで、自身を責めるご家族を何人も見てきました。
これ、伝える療法士側の責任なのに、です。
「やってみてどうであったか、来週また教えてください」
「何回、聞いてもらっても構いません」
訪問リハビリで方法を提案した際、この言葉を必ず伝えるようにしています。
良い(楽な)介護方法かどうか、決めるのは介護者です。
介護者(ご家族)が楽に介護を行えるよう、支援できればと考えております。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。