2025年09月26日 訪問リハビリテーションこころ
こういった思考になると、うまくいかないことが増えるでしょう。
視野が狭くなり、自身が他の人より恵まれていること、人から大切にされていること等、
他者より得をしている部分に目を向けられなくなるためです。
自身で自身を追い込んで感謝する気持ちが減ってしまう、ということですね。
同じ結果でも解釈によって幸せの度合いが変わることは前述しました。
https://familyclinic-cocoro.com/blog-riha/20220812/30/
同じ状況の利用者さんでも、解釈によって生活の仕方、境遇に対する考え方が異なるということです。
突然の病気やケガで身体が動きにくくなった方が「なんで自分だけ…」と思うのは当然です。
時間をかけて
この身体では動けない → この身体でもコツをつかめば動けそう
左手が痛いから動かせない → 左手が痛くてもこの方法なら動かせそう
のように、身体機能が大きく変化しなくても「動かせそう」という風に思ってもらえるよう
支援するのが訪問リハビリで大切なことと考えております。
もちろん身体機能や痛みが改善できるよう支援できるのが1番ですが、
明日すぐに改善するわけではないのが実際のところです。
ご病気やケガで辛い思いをしているご本人、ご家族の解釈を良い方向に変えられるよう、
少しでも広い視野で生活していただけるよう療法士は精一杯支援します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。