訪問リハビリはきっかけ作り

2024年11月01日 訪問リハビリテーションこころ

・週1回、訪問リハビリの時だけ運動をする人

・訪問リハビリの時間以外に、週に何度か散歩や運動を行う人

どちらの人が運動機能が回復すると思いますか?

 

確実に後者ですよね。

訪問リハビリは週に1回、4060分介入することが多く(週23回の方もいますが)、

日常生活において、ごく一部の時間の関わりとなります。

124時間×7日=168時間の中で訪問リハビリは1時間、と考えるといかに短いかわかりますよね。

 

大切なのは、訪問リハビリ以外の時間で運動や習慣を変えるきっかけ作りをすることです。

 

ご病気で身体が動きにくくなっても毎日、朝晩と散歩をするご高齢の利用者さんは徐々に歩数が増え、

訪問リハビリを開始した数年前よりも今の方が身体機能が改善し、お元気に過ごされています。

当時より年を重ねているのに、です。

これほど運動を頑張る方はあまりいらっしゃらないため、私自身も驚いています。

 

体が動けば心も動く、という話は以前に掲載いたしました。

https://familyclinic-cocoro.com/blog-riha/20240628/147/

 

訪問リハビリで体が動く→心が動く→習慣が変わる、という関わりが大切です。

散歩する習慣がどれ程、大切かを説いても利用者さんの心が変わらなければ日常に変化は起きないわけです。

 

環境が変われば心が変わる。

心が変われば行動が変わる。

行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。

人格が変われば運命が変わる。

 

有名な名言がありますよね。

訪問リハビリも利用者さんにとって、環境の一つです(人的環境)。

訪問リハビリを始めて、外に出る頻度が増えた。

訪問リハビリを始めて、寝たきりの方が車椅子に座る頻度が増えた。

そういった習慣が変わる関わりができれば良いなぁと感じます。

運動、習慣が変わるきっかけ作りを訪問リハビリが行えれば、

利用者さんが健康に在宅生活を送ることにつなげられると思っております。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。