「リハビリ」はどれも同じ?

2024年10月18日 訪問リハビリテーションこころ

以下の「リハビリ」は同じでしょうか?

①訪問リハビリの「リハビリ」

②通所リハビリ(デイケア)の「リハビリ」

③短時間デイサービス(療法士いる)の「リハビリ」

④デイサービス(療法士いない)の「リハビリ」…集団体操など

⑤訪問看護で看護師が行う「リハビリ」

 

療法士から言わせていただくと、全く異なります。

ですが「リハビリ」という言葉は同じで、違いがわかりにくいのも事実です。

これは療法士の啓発が不充分なためかもしれません。

 

・一流ラーメン屋のラーメン

・定食屋で、数あるメニューの中にあるラーメン

・カップラーメン、インスタントラーメン

全て「ラーメン」と呼ぶのに近いでしょうか。

味は…違いますよね。

 

自宅で転倒を繰り返す対象者に

・分析:どこで、何をしている時に、どのように転ぶ?

・原因:筋力低下?姿勢や動き方が悪い?手すりがなかったり段差があったり環境が不充分?

・対策:筋力向上?動きのコツ習得?手すりなど環境調整?

このあたりを検証、解決するのに上記①~⑤のリハビリ、どれが適していると思いますか?

 

①②がベターですよね。

どうすれば転ばずに自宅で生活できるか、

・身体機能面(筋力や関節可動域向上、姿勢の改善)

・動き方のコツ(歩き方のコツ、振り向き方のコツ、足の運び方、手のつき方やつく場所の提案)

・環境面(手すりのレンタルや住宅に打ちつけ、家具の配置や段差解消の検討)

内的な要因、外的な要因含め検討できるのは訪問リハビリ、通所リハビリが得意としており、

専門的な視点で支援いたします。

 

全ての人に①②が適しているとは思いませんが、自宅に療法士が伺って実際に確認・検証することで

転倒せず快適に自宅で生活する支援につなげられると考えます。

集団体操も「リハビリ」、1対1で時間をとってその方にとって適切な対策を検討するのも「リハビリ」と呼ばれますが、

「リハビリ」の言葉は同じでも内容が異なることについてお伝えしました。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。