2024年01月19日 訪問リハビリテーションこころ
15年前の携帯電話はほとんどの人がガラケー(通話とメール、カメラ機能)であったと思います。
お互いの電話番号やメールアドレスを交換するために、赤外線通信などやりましたよね。
(年齢がバレそうですね)
その時代に、ビデオカメラとインターネット機能がついている携帯電話があったら衝撃ではなかったですか?
今、多くの方が使用しているスマートフォンです。
発売した当時はスマホの機能に驚く人が多かったでしょう。
しかし、今となってはそれらの機能は「普通」で、むしろ「なければ不便」ではありませんか?
ポケベルの時代には携帯電話(通話とメールのみ)があることが「すごい!」となったはずなのに、です。
お伝えしたいのは、昔すごかったことも機能が変わらなければ、今は「劣っている」という評価になることです。
10年や20年前の物事と比べれば納得ですよね。
20年後には今のスマホの機能のみでは「劣っている」という評価になっているのかもしれません。
これはリハビリテーション技術も同じことが言えます。
もちろん、何十年経過しても素晴らしい理論や技術はあります。
が、数年前の理論・技術しか知らないと「まだそのやり方をしているの?」と時代に置いていかれます。
私は認知神経リハビリテーションという理論を勉強していますが、10年前と比較すると
いくつもリニューアルし、マイナーチェンジし、新しい知見を取り入れ、変わったと感じます。
「去年と同じでは、今年は退化している」
昨年末の研修会でお聞きした言葉ですが、腑に落ちるフレーズでした。
去年より何のリハビリテーション技術が向上しましたか?(何ができるようになりましたか?)
この質問に答えられない療法士は5年後、10年後に質の高い治療を行えるでしょうか?
最新の知見を得るために、知識・技術のアップデートをしておくことは大切ですね。
利用者さんに質の高いリハビリテーションを提供できるよう、療法士が研鑽することは大切と考えます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。