利用者さんに教えてもらうこと

2023年08月18日 訪問リハビリテーションこころ

訪問リハビリに長年従事していますが、利用者さんに教えてもらうことが本当に多くあります。

訪問リハビリは利用者さんの「自宅」に4060分お伺いするので、利用者さんが過去にもらった表彰状やご家族写真、

畑の農作物や花、大切にしていたものなど、その方が生きてきた証をたくさん目にします。

人生の先輩を担当させていただくことが多いので、教えてもらった情報は自身の糧になっています。

 

60歳代の女性、ご主人と2人暮らしの方

70歳代の男性、お一人暮らしの方

80歳代の女性、娘さん夫婦と同居している方

90歳代の男性、息子さんと2人暮らしの方

各世代・各世帯の方々の生活やお困りごと、ご子息との接し方や、近所付き合いで大切なことなど

今までの経験から多くのことを語り、教えていただけます。

まだ療法士が経験していないことを教えていただけることは、今後の人生の財産になります。

歴史から学ぶ大切さについては先週のブログに掲載しました。

https://familyclinic-cocoro.com/blog-riha/20230811/99/

 

訪問リハビリの仕事をすることで多くの利用者さんからアドバイスをいただけること、

他の仕事に就いていると経験できないことと思います。

ご主人の考え方、奥さんの考え方、息子さん・娘さんの考え方など色々な視点を知ることができるのは特別なことでしょう。

 

・20年、30年後に自分もこういった生活をしているのかな

・自分もこのような70歳、90歳になりたいな

 

という予測や憧れを持てることもありがたいことです。

訪問リハビリは利用者さんが今より良い生活をできるよう、身体機能訓練や動きのコツ習得の練習、

手すりなど環境調整やご家族への介護方法の提案など幅広い支援を行います。

が、利用者さんがどのような人生を送ってきたか、どんなことを大切にしているか、

といった情報を教えていただくことはリハビリの目標を立てる上で有益です。

知らないと適切な目標を立てられないと思っています。

 

利用者さんのお力になれるよう尽力しながら、今日も利用者さんに教えていただきながら支援いたします。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。