2023年08月11日 訪問リハビリテーションこころ
自分の経験から学ぶことは限られます。
ご覧になっている皆さんも、今まで歴史から学ぶことは多かったですよね。
小学生の娘・息子も日本史や伝記の漫画を読んでいるため、私も読んで勉強させていただいています。
歴史と言うと日本史、過去の世界情勢から…と難しく考えますが、お伝えしたいのはもっと簡単なことです。
「その道路は転びやすいから気をつけて!」と他者から教えてもらい、気をつけて歩いて転ばなかった経験はありませんか?
この情報も、他の人が過去に滑ったという歴史から学んだことです。
・初めて行く旅行先について、過去にそこに行った人から情報を聞くこと
・初めてやる畑作業を、前からやっていた人に教えてもらうこと
・パチンコで当たりやすい台やコツについて、詳しい人に教えてもらうこと
・10歳、年上の人から子育てで大変であったことやポイントを教えてもらうこと
これらもそうですね。
要は「独りよがりになっていませんか?」ということです。
私たち訪問リハビリの仕事は
・利用者さんがケガや病気になってから初めて行う活動(外歩きや料理など)のコツをお伝えすること
・どの筋肉の力がついたら楽に動けるか、その筋力がつく運動方法をお伝えすること
・ムセないで飲み込むにはどの姿勢がよいか、その人に合わせた適切な姿勢や方法をお伝えすること
といった、利用者さんが「初めて行う」ことについて専門職の経験・知識を伝えて
利用者さんが今より楽に生活できるよう貢献しなければなりません。
担当療法士が初めて担当するご病気や、今まで経験したことがない活動のリハビリが必要な時もあります。
そういった時に自身の経験・知識だけでリハビリを進めようとすると…大抵、失敗します。
・文献を読む
・その分野に詳しい同僚や先輩に聞く
・他の事業所ではどのように対応しているか聞く
これらの「歴史から学ぶ」という視点があれば、利用者さんが今より良い生活を送れるよう貢献できると思います。
独りよがりになっていませんか?
周りの仲間の歴史を教えてもらうことでうまくいくこと、結構ありますよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。