2023年06月23日 訪問リハビリテーションこころ
今まで会った人の中で、印象の良い人と悪い人を思い浮かべてください。
それぞれ初めて会った時の表情や挨拶はいかがでしたか?
笑顔で視線を合わせてハッキリ挨拶してくれた人 → 良い人の印象
無表情で視線が合わず、小さな声で挨拶する人 → …な印象
あくまで一例ですが、自身の経験では上記のように感じました。
子どもでも、しっかり相手の目を見て挨拶できる子は褒められますよね。
人の印象は初対面の数秒で決まる、と言われています。
2秒~6秒と諸説ありますが。
その印象を覆すのに数年かかる、という説もあるほどです。
つまり、訪問リハビリで初めて利用者さんの家にお伺いした際、ドアを開けて2~6秒で
担当する療法士が「どんな人か?」相手に評価されるということです。
良い印象を与えるにこしたことはありませんが、まずは悪い印象を持たれないことが大切ですよね。
あなたは初対面の人と会って数秒の間
・どんな表情をしていますか?
・どこを見ていますか?
・挨拶の声の高さはどうですか?
リハビリ技術どうこうの前に、特に訪問リハビリでは接遇スキルが大切になります。
利用者さんの視点だと、知らない人が自宅に入ってくるわけですからね。
このブログを見て「ドキッ!」とした人はしっかり接遇できている人でしょう。
もちろん、印象の良い表情で挨拶できる人=仕事ができる人、ではありません。
ですが、無表情で挨拶しない印象の悪い人がミスすると「あの人は挨拶できない人だから仕事もできない!」
とレッテルを貼られやすく(イメージを繋げられやすく)、以降の仕事がしにくくなります。
要は、印象が悪いと損をするということですね。
印象の良い表情、というのはイケメンや美しい顔の人、というわけではありません。
相手にとって印象の良い表情、ということです。何人か思い浮かぶ方がいるでしょう。
第一印象はどんな表情か(視覚)、どんな挨拶の声か(聴覚)で9割決まると言われており(メラビアンの法則)、
何を話したか(言語情報)は1割未満しか影響しません。
印象の良い表情は作れます。自分次第です。
普段からやっていない方が、初対面の場面で急にできるものではありません。
日常から表情や挨拶の仕方(声の高さ)に注意を向けておくことが大切ですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。