2023年02月03日 訪問リハビリテーションこころ
今まで複数の事業所で訪問リハビリをしてきました。
母体のクリニックがない、いわゆる単独の訪問リハビリ事業所での経験も長かったですが、初対面の利用者さんの反応は「知らない人だけど…大丈夫だろうか?」という不安そうな表情の方々が多かったことを覚えています。
当訪問リハビリ事業所で担当する人の多くは当院の訪問診療を受けている方で、「訪問診療と同じクリニックのリハビリの者です」とお伝えすると「あぁ、あの先生のところの。それなら安心ね」と初対面でも安堵される方が圧倒的に多いです。
はじめから関係がとれている状況でリハビリが開始できることは我々にとっても、利用者さんにとってもプラスに働くことばかりですね。
利用者さんが安心した状態で介入できるのは当たり前ではありません。
利用者さん以外にも、他法人のケアマネジャーや病院のスタッフと初対面の際に「○○先生にはいつもお世話になっております」「ソーシャルワーカーの○○さんとは長い付き合いなんです」「看護師の○○さんはお元気ですか?」など、自身が初対面でも法人の仲間がお世話になった事実があると、既に先方から信頼を得られた状態で連携できるのでスタートラインが全然違います。
多くの部署から守られているこの環境は本当にありがたいことです。
当法人でもはじめに訪問リハビリを開始し、状態に応じて後から訪問診療や訪問看護が介入するケースがあります。
その際に「あぁ、あのリハビリのところの。それなら安心ね」と言ってもらえるリハビリテーションを提供し、利用者さんを支援できればと考えております。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。