訪問リハビリが得意なこと ⑤自宅の環境調整

2023年01月20日 訪問リハビリテーションこころ

・トイレの入り口での転倒が多い

・ソファから立ち上がるのが大変

・入浴で浴槽をまたぐのに苦労する

・外を歩く時にふらふらする

・食事を食べる時にスプーンですくいにくい

・水を飲むとむせる

これらは訪問リハビリで改善できる可能性があります。

訪問リハビリは個別に時間をとって「自宅で」介入するので自宅の環境調整も得意としております。

 

上記の例では

・トイレの入り口での転倒が多い     → トイレ前に手すりをレンタルすることで転倒なく移動可能

・ソファから立ち上がるのが大変     → ソファのクッションを高く or 手すりレンタルで楽に立ち上がれる

・入浴で、立って浴槽をまたぐのに苦労する→ 浴槽と椅子の高さを合わせ、座ってまたぐと楽で安全

・外を歩く時にふらふらする       → 歩行器など必要な福祉用具レンタルで安定して歩行可能

・食事を食べる時にスプーンですくいにくい→ すくいやすいスプーンや食器の導入で楽に食べられる

・水を飲むとむせる           → とろみをつけたり、適切な姿勢にすることでむせずに食事可能

など自宅の環境調整することで、1回の訪問リハビリで改善できることが結構あります。

 

訪問リハビリでは、自宅で楽に生活できるよう、やりたいことを効率的に行えるよう支援します。

そのために身体機能改善に向けて支援はしますが、1回のリハビリで筋力が飛躍的に向上し、歩くのが大変な人が転倒せずに生活できるようになることは…ほとんどありません。

一方、上記の「環境調整」により、1回の訪問リハビリで転ばない生活につなげられることはあります。

 

・身体機能訓練

・動作のコツ習得

・環境調整

この視点はバランスよく持っておくことが必要ですね。

 

繰り返しになりますが、退院直後など、訪問リハビリ開始すぐのタイミングは「環境調整」という視点によりご本人・ご家族の生活を大幅に楽にできる可能性があります。

介護保険サービスで、対象者の身体機能を考慮した上で、「自宅で」動作を評価・適切な環境調整できるのは訪問リハビリだけです。

自宅生活でお困りの方のお力になれることと存じます。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。