2022年10月14日 訪問リハビリテーションこころ
おかげ様で訪問リハビリは10名在籍しており、当院で最も人数が多い部署になりました。
かと言って偉くなったわけでもなく、これからも誠実に謙虚に業務にあたりたいと考えております。
部署の人数が多くてありがたいのは、休みの際にフォローしてもらえる、利用者さんの状態や疾患に応じて得意なスタッフが担当することで利用者さんの選択肢が増えサービスの質が上がる、など色々ありますが、一番は「気持ちを共有できる人がいる」ことでしょう。
どの職場でも、業務をする上で大変なのは人間関係だと多くの書籍に書かれています。
その中で、業務で良い実績をあげられ嬉しい時、失敗して辛い時、同じ立場で気持ちを共有できる人がいることは本当にありがたいことですよね。
改めて、当院に訪問リハビリの仲間がたくさんいることを感謝しております。
一方、院長、医師、事務長、リハビリ事務、訪看事務、医療ソーシャルワーカー、ケアマネジャー、など当院には1~2名しかいない部署もあります。
気持ちや立場を共有できる人がいないことは時として辛いことが多いのではとお察しします。
特に事務さんは会計や業務の管理を多く担っており、いわゆる「間違えてはいけない業務」を行います。
訪問リハビリ業務は間違えてもよい、というわけではありません。
ただ、例えば大腿骨を骨折し入院中にリハビリをしても歩行が困難で、車椅子移動で退院してきた利用者さんのご希望が
①なんとかして歩きたい⇒転倒しないよう配慮しながら歩行練習を進める
②車いすでもいいから転ばないように生活したい⇒車いすで転ばずに生活できるよう練習する
このように、何が正解かは利用者さんによって異なり、毎日変化するものでもあります。
一方、事務さんは間違えなくて当たり前、間違えると非難の対象となる、非常にストレスの多い業務です。
例えば、1円でも多く請求を起こしてしまうと大変ですよね。
こういった業務を1つも間違えず、クリーンな事業運営に貢献している事務さんに頭が下がります。
また、訪問リハビリ業務では、利用者さんから「ありがとう」と言ってもらえることがあり、これは業務を行う上で、どんな報酬よりモチベーションが上がるありがたい言葉です。
一方、事務さんは利用者さんと接する機会が少なく、「ありがとう」と言ってもらえることが多くありません。
立場や気持ちを共有できるスタッフがいないことに加え、その中でモチベーションを落とさずに業務を続けるのも、簡単なことではないと思います。
皆さんが見えないところでクリニックを陰から支える、重要なスタッフですね。
今後も人数が少ない部署の方が辛い思いをしないよう、支援ができるよう、迷惑をかけないよう、ミスなく配慮して業務にあたりたい所存です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。