2022年07月01日 訪問リハビリテーションこころ
表題のとおり、リハビリは仮説⇒検証の繰り返しです。
例えば腰が曲がっている(円背の)利用者さんに訪問リハビリを行う場合
・「背すじを伸ばしてみましょう」と声かけする
・「骨盤(腰)が起きることで背中が起きるのでは」と考えて治療する
どちらも仮説です。
「背すじを伸ばしてみましょう」の仮説で背中が起きれば良いですが、うまくいかないことも多いと思います。
おそらく、それで改善すればリハビリに依頼が来る前に解決しているでしょう。
そういった場合にどうするか…その仮説を捨て、新しい仮説⇒検証をしなければなりません。
筆者の経験上、新人でもこの視点を持っている療法士は2~3年で頭角を現し素晴らしい治療をします。
・歩けないから、歩行訓練をしよう
・関節がかたいから、関節可動域訓練をしよう
・○○筋が低下しているから、○○筋の筋トレをしよう
・細かい指先の動きが苦手だから、細かい指先の訓練をしよう
のように短絡的で仮説⇒検証を行わない療法士は、大抵漫然としたリハビリしか行いません。
何年経験を積んでも、仮説⇒検証を行わず効果を出せない療法士を何人も見てきました。
在宅で「今よりも良い身体機能」に向けたサービスを行えるのは訪問リハビリだけです。
当事業所のスタッフは皆「改善」の視点を持っております。
今後も「改善」の視点を持って利用者さんに訪問リハビリを提供していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。