誤嚥性肺炎のリスクを減らそう、最期までおいしいものを食べよう ①

2024年09月04日 こころ院長ブログ

最近、医療介護に関係のない話題ばかりが多くなっていたので、ここで初心に帰って。

嚥下について。

地域医療において、在宅医療において、嚥下のことはとっても大事。

誤嚥性肺炎で苦しむ高齢者は多い。

そして、そのリスクを恐れるために、食事を制限、禁止するような医師や看護師、

介護施設、病院がこれまた多い。

食欲、睡眠欲、性欲のうちの一角、食を奪われたら、人生の楽しみの

大部分を失うことになりかねません。

回復期リハビリを担当しているころから、食、については、その重要性を強調し、

言語聴覚士とともに、積極的に勧めていく活動を行ってきました。

6年前に在宅クリニックを開業した際も、訪問リハビリ事業所を同時に立ちあげ、

その初期メンバーが、言語聴覚士1名だけであったことからも、

いかに嚥下機能に重点を置いていたかが、振り返ってもうかがえます。

しかし、だいぶ以前よりは受け入れられつつあるとはいえ、まだまだ、

訪問リハビリ自体もそうですが、その中でも嚥下機能についてのリハビリについては、

なかなか、積極的な導入を受け入れてくれる動きは少ないと感じます。

食べることの重要性、楽しさは、みんな知っているはずなのに、その訓練については、

思いのほか、受け入れがわるい。

なぜだろう。

食べたい、食べさせたいけど、リハビリは・・・・みたいな?

何もせずして得られるものは、ありません。

Let’s 積極的な嚥下リハビリ。