害獣対策

2024年06月25日 こころ院長ブログ

クマやシカなどの害獣と呼ばれる動物たち。

何も好き好んで人里に降りてきているわけではないだろうに。

人が山を削り、川をせき止め、道路を走らせ、街を作る。

それにより、住処の領域が狭くなり、食べるものが少なくなり、

人里に降りてくる。

そこで見つけた畑や家畜を食べてしまう。

だから、ハンターを増やして狩る、という対策。

増えすぎた動物をおいしくいただくために狩るのは、いいと思うけど。

ただただ、飢えて出てきてしまった動物を邪魔だから刈るのは、ちょっと

ファーストチョイスの方法ではないような気もします。

上の流れをみると、別の解決方法があるのでは?という気がします。

つまり、食べ物がないから、山から下りてくる。

ということは、逆に言えば、山から人里に降りてくるよりも、

簡単に、かつ安全に、食べ物にありつけたら、わざわざ、降りてこないんじゃないのかな?

ということは、人里離れた方の山の中に、木の実だったり、魚だったり、果物だったり、野菜だったり、

そういった、小動物から中動物、大動物が食せるものがあればいい。

人間が食べるものを、売れるものを基本的には、農業、酪農、養殖などをしてきたが、

害獣、と言われるもののために、人が、動物たちから、自然から奪ってしまった

彼らの食糧の部分を、人間が、ある程度手を加えて提供したらいいんじゃないかな?

それを、国とか都道府県が税金を使ってやったり、委託したらいい。

人間が食べるわけじゃぁないから、見た目や味が多少悪くたっていい。

そこまで厳重に手入れしなくたっていい。

虫食いだっていいから、農薬を使う必要もない。

半野生な感じで、食事場を作ってあげたらいいんじゃないかな?

そうすれば、人里に降りてきて、人や財産を襲うような事故も少なくなるし、

その保障や対処にかかるお金もかからなくなるし。

新たな雇用も生まれる。

意外と、うまくいきそうな気もするけど。

そのためにも、今までやみくもに拡大してしまった、人の居住地区を、

今一度見直して、国営の非居住地区を一定範囲で作ってしまった方がいいのでは?

過疎化が進んだ地区を少しずつ、住民の同意を得ながら、非居住地区にしつつ、

居住地区を統合していって、役所の統合や交通網の簡素化、さまざまなサービスの効率化などを

はかって、少子化でもマンパワーに困らないようなコンパクトな都市計画を

立てていくことも、ありなんじゃないかな?

少子化が進んでいるから、子供を増やそうではなく、少子化になって人口が減っていくなら、

その減った人口でどうやってコンパクトに国を維持していくか、

そういう視点を持った政治家が一人もいないことに、いるのかもしれないけど、全然

声が聞こえてこないことに、400人以上国会議員がいても、意味ないんなないかな?

考え方の多様性が全然ないなぁ、と感じてしまう今日この頃です。

地球温暖化の最大の対策は、地球人口を減らすこと、殺戮するのではなく、自然に少子化で

減っていくなら、それはそれでいいんじゃないかなぁ、と思うのが私見です。

そうすると、一部の利己的な国が、自国だけ人口を何が何でも増やして、自国の力を

誇示しようとするのは目に見えてますが。

人が、国関係なく、地球規模で、利己的な考えを捨てることができたら、地球はきっと

よくなる、と思うんですけどね。

人の欲は根深いからねぇ。