2024年06月20日 こころ院長ブログ
今の政治家の政策じゃ、少子化は改善しないんじゃないかな?
少子化対策として行われたもの、行われているもの。
良さそうなのは、義務教育、高校の無料化かなぁ。
一部で行われている子供の医療費無料もよさそう。
給食も無料でいいんじゃないかな。なんなら、子ども食堂的に、
希望者に学校で夕食も給食で出してあげたっていいんじゃないだろうか。
あとは。。。。。
都知事選挙でも、とにかく若者に迎合して、若者に金銭を持たせよう、
あげようというのが目立つ。
お金がないから結婚しないの?出産しないの?
多分違うんじゃないかなぁ。
そういう意味で、結婚・出産を控えている、踏ん切りがつかない、と考えている
若者も多くいるのかもしれない。
けれども、本当に結婚したい、子供が欲しいと思ったら、ふんぎるんじゃないかな。
例えば、補助金として、若者一人当たり500万でも1000万円でも交付してみたら、
どうなるだろう。
資金が潤沢にあるので、これで結婚しよう、出産しようとなるだろうか?
今行われている政策、これからするかもしれない政策よりも格段に若者の経済的な
ゆとりはできるだろう。
でも、少子化は改善するだろうか?
私見では多分しないとおもう。
おそらくは、自分の趣味、推し活動、ライブに行く、旅行、自己研鑽、貯金、車や家を買う、
いいところに引っ越す、飲み歩く、ホストやホステスに使う、投資に使う、仕事をいったん休んで
のんびりする、ワークホリデーなどの元手にする、人によっては、親や兄弟に使ってあげる、、、、、
あれ?お金を持ったら少子化は改善してる?その方向に向かっている?
もちろん、これで結婚出産できるって人もいるだろう。がが、その割合って・・・・?
少子化対策に若者にお金を上げるっていうのは、二の次の策なんじゃないかな?
まずは、結婚したいと思っていない、早く出産したい、子供が欲しいと思っていない若者の生き方や
気持ちの方を変えていくのか、尊重していくのか、そういった、教育や社会の在り方なんかを
アプローチしないと、あまり意味がないような気がします。
昭和・平成のころは、結婚・出産・家庭円満=幸せ、という構造がある程度しっかりしていましたが、
今は、その生き方もありだし、一人で生きることも幸せ、結婚しないでパートナーとして生きていくことも
幸せ、そのた、さまざまな生き方で幸せの形がいっぱいできてしまっている。
だからこそ、少子化が進んでいるんじゃないだろうか?
だとしたら、少子化を改善するために、子供を産まない、子供を望んでいない若者たちに、
国益のために望まない方向に誘導していこうとすることが、正しいのだろうか?
お金を上げるから、お金を優遇するから、だから子供を。。。ってなんだか、浅ましい気がする。
子供は、両親に望まれて生まれてくるから、幸せに育てられるんじゃないだろうか?
金銭的なことではなく、思想的・精神的・教育的なところから、自然と結婚したいな、出産したいな、
子供を育てて家庭を築きたいなと若者に思ってもらえるような教育や社会環境の生成が
一番の少子化対策なんじゃないだろうか?
子供を産めば儲かる、得をする、楽をできる、というような形にして生まれてくる子供が増えたとして、
幸せな子供がその分増えるとは限らない。
生まれてきたのに、幸せに育ててもらえない子供が増えるなら、少子化対策なんていらない、
と私は個人的に思います。
幸福感は、金では得られない。
幸福感を得るには自分の心の持ちようを変えるしかない、と思う。
そういえば、以前に地方交付金を数億円ずつ自治体に配ったけど、それで自治体は、
よくなっただろうか?
ほとんどは、居間となってはその効果的な影響はなく、なんだかショーもない箱モノやオブジェ、
イベントなどに無駄遣いしちゃったんじゃないだろうか?
予算がないから地方政治がうまくいっていない、というわけではないのだろう。
予算のないことに甘んじてしまっている、税収が足りない?もしくは、無駄な経費を、予算をかけすぎているから
予算が足りないだけで、交付金を与えたところで、金を与えたところで、
別に改善はしなかったのだろう。
地方政治に足りなかったのは、首長と議員のマインドと政策の不備だったのだろう。
それを示すのに、一部の地方自治体で、有能な首長があわられた地方では、かなり地方政治が改善している
ように思える。