政治家やコメンテーターは、勘違いしているかも

2024年06月01日 こころ院長ブログ

政治家やコメンテーターの方々は少し勘違いしているのでは?

と思うところがある。

都道府県知事などの選挙において、政党の影響力についてだ。

果たして、彼らが思うほど、影響力は強いのだろうか?

自民党の逆風の中、都知事選挙が行われる。

現職知事の圧倒的な人気に翳りが出るので、対抗馬として

10−20人の立候補があるとかないとか。

今なら、一強に勝てる、ということなのだろう。

ただ、どれくらいの都民が、国民が、都道府県知事の選挙で、政党を意識して、

投票しているのだろうか?

北海道知事で言えば、現職の鈴木知事に投票した道民のどれくらいが、

政党を意識して投票しただろうか?

多くは、鈴木知事、その人の人柄や実績、政治姿勢、言動などに惹かれて、

知事本人に投票したのではないだろうか?

だとしたら、自民党の悪評があったとして、現職都知事の人気に、

どれほどの影響が出るのだろうか?

過去二期続けた現職知事その人の人柄や実績、政治姿勢、言動に対して、

YESかNOか、それで判断する人が多いのではないか?

仮に現職都知事にNoと評したからといって、私に投票してくれる、

と考えるのは、安直なような。

いわゆる与党に対する野党的な考えは好まないな。

そうではなく、私は、こういう人間でこういう政治理念があり、

こういう風に国を都道府県をよくしていきたい、だから私に投票してほしいと、

自身のアピールをすべきだなと思います。

よく、国政選挙でもなになに党は、こう言ってますが、あんなのはなんだかだで、

だめだ。とか他者を貶めるようなことを大声で発言している候補者がいますが、

そうではなく、自分たちはこうだから、こういう魅力があるから、

と発言すべきじゃぁないかな。

他者を貶めて、自分を相対的に押し上げる方法は、何も生まない。

他者を尊重しつつ、自分を高めることで、実質的に自分の評価を押し上げるくらいの

気概を持ってほしいなぁと思います。

候補者が乱立すれば、基本的には、現職が有利になるというのはうなづける。

席は、1個しかないのだから、基本、現職VS対立候補たち、となるので、

現職以外の投票数を候補者たちで割ることになるのだから、

候補者が多ければ多いほど、当選必要得票数が下がる可能性が高くなるだろう。

果たして、近々実施される都知事選挙は、どうなるのかな?

道民だから、投票の権利はないのだけれど、都知事ともなると、道民でも誰がなるかで、

何らかの影響を受けるだろうから、気になるところですね