在宅医療、在宅介護は、一部逆行していく

2024年04月04日 こころ院長ブログ

診療、介護報酬改定が行われるたびに、一部在宅、地域医療、介護は、

逆行する。

以前から、私も話していますが。

訪問リハビリテーション、どんどん、締め付けられてきている。

特に、要支援の方への訪問リハビリテーションの制限がひどい。

地域医療や介護のことを本当にわかっていないんだぁ、と感じざるを得ません。

医療費、介護福祉費を削減するためには、いかに健康寿命を改善するかにかかっている。

リハビリテーションを無駄な経費と考えているのかな?

介護を多く必要とする要介護の状態に、要支援の方は、徐々に向かっていくことになる。

要支援の状態で、リハビリテーションをしっかり行うことで、要支援2から1へ、要介護への

進行を遅らせることができる可能性がある。

結果として、病院への通院回数の軽減、入院のリスク軽減、救急搬送の回数の削減、などなどの

医療負担の軽減や医療福祉費の削減につながる可能性が高いと考えます。

なのに、実際はというと、要支援の方々のリハビリテーションの受けられる時間や期間を削減して、

受けにくいようにしていっているように思える。

目先の予算を減らすことに集中しているのでは?

会議室から外に出て、現場の意見をもっとちゃんと受け入れてほしい。

ラピダスに1兆円の支援をして、経済を活性化するのも大事。

だけど、今を生きている人の健康寿命を改善することも大事。

要支援の方々のリハビリテーションを制限することで、どれほどの予算が削減できるの?

介護福祉費全体から見たら、微々たるもんじゃぁないの?

少子化対策に力を入れるのもいい。

それと、高齢者などに厳しくするのとは別の話。なのではないかな?

私は高齢者は積極的にリハビリテーションをすることで、結果として、薬や手術、

搬送、入院などが減少して、医療費も削減できて、みんなハッピーになるんじゃないかと

考えています。

今朝の新聞でも、介護g費がどんどん膨らむので、介護に頼らない自立した高齢者を増やしたいと

考えていると報じられていたが、だとしたら、リハビリテーションをもっと進めるべきでしょ。

リハビリテーションにかかる介護費なんて微々たるもの。

それで、様々な介護を受けずに元気に過ごせる可能性ががるなら、縮小する意味が、分からないなぁ。

昔、悪徳医師、業者が、大した効果もないリハビリで荒稼ぎした?のかもしれないけど、

それと今の必要とされているリハビリを一緒にしないでほしいなぁ。

効果的なちゃんとしたリハビリは、医療費、介護費を削減して、高齢者のQOLの向上に

寄与するはずです。