2024年03月12日 こころ院長ブログ
当クリニックでは、もともと長期処方をすることが多いです。
1か月処方が多いですが、2か月、3か月処方もお勧めしています。
リフィル処方も、適宜おすすめしたりしています。
実は、外来クリニック、病院外来では、短期処方の方が儲かるのです。
そりゃそうです。
再診料というものが発生しますからね。
加算なんかも、月2回、取れるものもあるとか。
まぁ、管理上、2週間ごとに診た方、処置が必要な方、指導が必要な方もいるので、
毎週診察、隔週診察がすべて悪い、金儲けだ、というわけではなりませんので、
誤解のないようにお願いします。
診療報酬改定で、長期処方、リフィル処方を推進する動きがあるようです。
財務省は、本格的に外来診療所が、儲かっているのだという幻想を抱いているんだな、
と感じます。
コロナ禍のデータをもとに、誤解?あるいは恣意的な?、印象操作で、
診療所を追い込もうとしているようにも感じます。
医療、介護削減していき、社会保障費を減らしたい、というのはわかりますが、
やり方が・・・・・。
さらに、働き方改革、賃上げなどを進めさせようとし、その分、初診料に
上乗せしてもいいよって、60円。
初診の方が月に何人、受診されるでしょうか?
その値上げ分で、どうやって、永続的な賃上げする予算が計上できるでしょうか?
本当に、ちゃんと現場、現状を調査して、議論を重ねた案とは、到底思えない。
働き方改革、賃上げが必要、何らかの加算をつけてごまかそう、診療所は儲かっている、
そんな、誤解・幻想・ワードをピックアップして、やっつけで、パフォーマス的に
今回の改定の目玉にしようと、発信しているのでは?と勘ぐってしまいますね。
さてさて、どれほどの診療所が、賃上げできるだろうか?
今後、体力のない診療所は、どんどん 閉院に追い込まれていく可能性が
ありますが、それで、地域医療は推進できるのだろうか?