2024年02月15日 こころ院長ブログ
今朝の新聞で、初診料が上がるという報道がなされていました。
これは、病院、クリニックの売り上げが上がる、という印象操作かな?
初診料の上げ幅よりも、糖尿病や高血圧などの特定の疾患の管理料の加算を削減、対象外にするなどの
併せて行われる改正?改悪のために、クリニックで言うならば、月に数十万~百万円単位で、
売りあげが低下するところもあるでしょう。
再三、役所、政府側は診療所がもうかっている、という印象操作をしますが、
診療所は、病院よりもマンパワー不足、そりゃ、かけられる人件費が違うからねぇ、
により、とんでもない過重労働をしていること多いです。
だって、交代できる人がいないんだもの。
それなのに、売り上げを下げる改悪を繰り返していたら、また倒産するクリニックが出てくるでしょう。
そうなると、行き場を失った患者さんが、近隣の病院へ行くしかなくなる。
すると、近隣の病院では、患者さんがあふれて、対応が大変になる。
という悪循環が生まれちゃうかも。
さらに、診療報酬改定で全体的にプラス査定したんだから、賃金を上げるようにというお達しですが、
診療所は、おそらくかなり売り上げが下がると思われるのですが、どうやって、
賃金を上げる財源を確保すればいいのでしょうか?
診療所の残業時間については、病院より注目されないのは、残業が申請できない管理職、
院長が、死ぬほど働いているからにほかなりません。
残業が申請できないのだから、過労死以上の時間働いていても、見かけ上、
数字上、残業が少ないとみなされているだけです。
一つ思ったのですが、管理職もちゃんと残業時間と手当、つけた方がいいと思います。
管理職の隠れ残業が、今後、増えそうな気がします。