介護予防が大事と言いながら。。。。。。

2024年02月01日 こころ院長ブログ

政府や政治は、介護予防が大事と言いながら、実際のところは、

制度や診療介護報酬などについては、訪問リハビリテーションを受けづらくしたり、

受けられる期間を短くしようとしたり、サービス提供に対する報酬を下げたりと、

介護予防が進まない方向進まない方向にいつも舵を切る。

言ってることとやってることがチグハグ。矛盾する。

私は10年以上10年以上前から、常々、訪問リハビリテーションで介護予防及び

身体、ADL、認知機能改善維持をすれば、入院や通院、搬送、施設入所が減り、ひいては、

必要な介護サービスや医療サービスに対する予算が減り、医療介護費の削減につながるはずだと

提言してきました。

実際、救急搬送事例が多く、ZERO隊の問題や人手不足、救急医療の逼迫とそれに伴う医療介護費の

増大などが起こっています。

ひっくり返せば、これが減れば、医療介護費の削減や現場の逼迫が軽減するはず。

政治の方では、集団体操の様なものを推奨しますが、これが効果がないとは言いません。

ですが、効果を考えれば、個別指導の訪問リハビリテーションにはかないません。

まして、他動的に動かしたり、アプローチしたり、修正指導しないと、改善しないところも

多々あります。

集団での認知のアプローチも有効ですが、担当のものとの親密な関係性の構築も認知機能のアプローチをしては

有効だと思います。

嚥下機能訓練や評価は、集団ではそこまでの有効性は望めません。

集団リハビリと訪問リハビリのイメージとしては、大規模な塾に通って勉強するか、自分専属の

個別指導の家庭教師が家に来てマンツーマンで教えてくれて勉強するか、

という様な違いがあると考えるとイメージがしやすいでしょう。

大手の塾で伸びる子もいっぱいいますが、そうでない子もいっぱいいる。

個人差が大きいということです。

そして、やはり、日常生活を送っている環境でもっとも必要な、適した能力を、その環境下で訓練する

ことのメリットは大きい。

訓練室などでの訓練はあくまで机上の訓練、訪問リハビリは、実践訓練、という様なイメージが

あっているかどうかは諸説あると思いますが、それくらいの違いがあると考えています。

他の会社の療法士さんたちと話す機会がありますが、やはり彼らも、徐々に訪問リハビリテーションが

介入しづらくなっている、しかし、実際は、必要性は高まっている、そのギャップに

苦しんでいる、という印象を受けます。

医療、介護は先手必勝。

悪くしないこと、潜在能力を引き出すこと、何か起こってからリハビリではなく、何かが起こらないように

リハビリをする、予防的な訪問リハビリテーションが、在宅生活を末長く、より自分らしく生きるためには、

重要だと考えます。

そして、訪問リハビリについては、残念なことに、療法士やその会社の方針などにより、どうしても

質的な、量的な格差はあります。

それは、飲食店で、量が多い少ない、味が美味しいおいしくないなどの差があるのと一緒。

介護サービスにもセカンドオピニオンは存在します。

当社のサービスにおいても不満なことがあれば、おっしゃってください。

可能な限りの対応はいたします。

日々、当社の療法士は、丁寧に、一生懸命、少しでも患者さんに心地よく、でも時に厳しくタメになるように

リハビリ提供に取り組んでくれています。

なので、ただのわがままなクレームや言いがかりの場合は、対応できないこともございますが。

それでも、お気に召さない場合は、近隣の他社さんのサービスへのセカンドオピニオンも

奨励しております。

医療も介護も、提供する側もされる側も、気持ちよく介入し続けることが大事です。

それが、在宅医療、在宅介護、地域医療介護の真髄だと考えています、私は。