3人目の医師

2024年01月25日 こころ院長ブログ

今年は、3人目の医師、常勤医がきてくれるといいなぁ。

毎年言っているような気もしますが。

誰でもいいというわけでもないので。

条件は、それほど厳しくは無いのだけれども。

条件としては

1、外来、訪問診療、待機をこなしてくれること

2、患者さんに優しく、医師として真摯であること

3、他職種、法人スタッフと良好な関係を築けること

くらいなんだけどな。

1は、業務上のことなので。今後私が社長業に力を入れていくために、

もう1人の常勤医とともに医業の方を担ってほしいなぁと思っています。

もちろん、私も偉業には参加しますが、今のような、

エース 兼 監督 兼 経営者のような大車輪の活躍は、

年々厳しくなるんじゃないかと考えています。

2、3は、別に当法人でなくても、人として、医師として、当たり前のこと、

じゃぁないかと思います。

でも、世の中って、当たり前のことが、一番難しかったり、得難かったりするんですよね。

こわーい医師とか、横柄な医師とか、無愛想な医師とか、パワハラ医師とか、

いっぱいいると聞きますし、実際、今までに勤務してきた病院でも、

中にはそういう雰囲気の医師たちはいました。

医師は、病院組織の中では、高位に位置してきました。当法人では、特にそういった

序列はありませんが、医療従事者の潜在意識の中には、医師は偉いもの、高位のもの、など

というイメージが払拭できないものです。また、指示系統の枠組みからも、

責任をとり、指示を出す、決定するのが医師であることが多く、結果として、医師が

上位に位置しやすくなってしまいます。

そういった面からも、医師自身が、パワハラにならないような危機意識を常に持つ

必要があると思います。

ですが、ハラスメントって、便利な言葉で、受け手側がそう感じたと主張すれば、全ての

ハラスメントが成立し、正義の名の下に、俗にいう強者と呼ばれる人をいくらでもぶった斬る

ことができる魔法の言葉でもあります。

人と人同士が、すれ違うこと、うまくいかないことなんて、いくらでもあります。その細かい

一つ一つを全て気に入らない、不快だと言い始めたら、もう人と人は、一緒に力を合わせることは

難しいのではないかな?

一定の数の人が集まれば、個性が合わさることもあれば、ぶつかることもあるでしょう。

何が我慢できて、何が我慢できないか、何を理解できて、何を理解できないか、何を受け入れて、

何が受け入れられないのか。一度自分の許容範囲の器の大きさも確認してみると、意外と狭小であり、

そんなこと目くじら立てることでもない、と気づくこともあるでしょう。

そう気がついたら、意外と今まで気にしていたことがあまり気にならなくなり、たいした事ではない

と思い、日々の生活がすごく楽になるかもしれません。

自分の悪いところや人に不快な思いをさせる癖とかも、誰かが受け入れてくれていたり、注意してくれたり、

そうやって人と人は和を結んでいくんじゃないでしょうか。

なんて、すぐ脱線しますが。

要は、今ある組織の仲間の中に加わって、和を壊さずに、仲良くやってくれる医師がきてほしいなと

思っているわけです。

元々やってきた専門科は問いません。地域医療において、専門性は役には立ちますが、結局、

いろいろな悩みの相談を受けて、解決していかなければなりません。

内科じゃないとだめ?ってことはないんです。

内科だって、目の相談、耳の相談、整形の相談、認知症の相談、、、、、専門家ではないけど、

受けるんです。

地域医療をやりながら、必要なことを少しずつ、やれる範囲を広げて行けばいいんです。

眼科だって、耳鼻科だって、外科だって、整形外科だって。誰だって、地域医療、訪問診療はできます。

そんなことよりも大事なのは、上記の人間力。

患者さんやスタッフ、他職種との人間関係がうまくいかない人は、きっと、地域医療だけではなく、

医師として、うまくいかないんじゃないかな。

是非とも、我が社には、スタッフや患者さんとうまくやっていける医師がきてくれたらいいなぁ、

と今年も思っています。

どうしても医師が増えない場合は、15年計画でも触れますが、現行の医師2名の範囲内で、会社の

運営規模の目標をもっと縮小して、無理せず、継続可能なレベルに指定しまう、ということも

視野に入れています。

医師が増員できたパターン、できなかったパターンの経営方針はすでに、立ててありますけどね。

後者は、最終手段かな。