自己肯定感だけでは、だめかも

2023年12月29日 こころ院長ブログ

自己肯定感というのは、最近よく耳にします。

自分を自分で認める。

追い詰めない。

そういったことは、必要なのかもしれません。

自分を嫌いになっちゃぁ、生きているのもつらいからねぇ。

でも、それが独りよがりになってはいけない。

他人は関係ない、自分がよければ。。。。それは、自己を守るうえでは、強いディフェンスになる。

流行に左右されない、風評にダメージを受けない、気にしない、他人の目を気にしない。。。。

よくもあるが、一歩間違うと、自分さえよければいい、自分の価値観がすべて、自分の判断が正義、

それを認めない他者は悪、自分はちゃんとしているのに、認めない他人が悪い、社会が悪い、、、、

他罰的になってしまうかもしれない。

自分はちゃんと頑張っているんだからこれでいい、結果が悪くても仕方ない、、、、

そこで終わったら、何の進歩も生まれないかもしれない。

結局、他社の評価は受けられず、自分を評価するのは自分だけ、自己肯定感だけでは、結局満足できず、

他者評価が上がらないことに追い詰められるかもしれない。

自己肯定感で、自身の自身が付き、アクティビティが活発になり、努力や勉強、修練に加速がつき、

さらに能力や実績が向上し、結果として、他者からの評価もあがる、あくまでも目的ではなく、結果としての

他者の評価が得られる。

これが自己肯定感のよく回った時の一事象なのかなと思う。

以前に比べ、自己評価の高い人、自己肯定感の強い人は増えた気がします。

ですが、その一方で、多様性をうたえる中で、他者の個性や他者の価値観を受け入れられない、自分の価値判断と

ちがうと、受け入れられない、他者を批判する、攻める、意外と器の小さい人が増えてきているのも感じます。

いいものはいい、悪いものは悪い、そう決められれば、簡単なのですが、国が違えば、時代が違えば、性別が違えば、

年齢が違えば、立場が違えば、、、、、その状況や条件に応じて、良い悪いが、変わってしまう、変わって感じてしまう

ことが往々にしてあります。

言動が、発した人の想いとは全然違う風に伝わる、取られられることもしばしば。

それは、言葉に発しても、文字に起こしても、、、、。

他者を受け入れられる、広い器を持てるようになったら、人生は、すごく楽になるのかもしれない。

かくいう私も、器の小さい人間の一人、なのかもしれないけど。