2023年12月21日 こころ院長ブログ
今年は、訪問看護、訪問リハビリ、訪問診療、それぞれの分野で、それぞれ、
改革を行ったり、物価高、円安などにエネルギーや医薬品、医材の値上げなどよる経費の増大、
いろいろなことがあり、法人の純利益が増減したことと、
トリプル改定でマイナスになると言う話が根強くあったため、
また、今後の給与改定、働き方改革に向けての準備などもあり、
大入りの年には、毎年支給できていた年末年越し手当の方を支給できるか、
微妙なところでしたが、ギリギリのところで、なんとか
支給することができました。
イケイケどんどんだった昨年までに比べて、今年は、世の中全体に
ズーーーと暗雲が立ち込めていたので、その影響は否めませんが、
わずかばかりの気持ちとして。
来年度は、おそらくクリニックとしては珍しいであろう、昇給システムの
稼働を陰で、会計士、事務長、事務長補佐と粛々と準備しているものを
完成させて、実働に向けたいと思っています。
給与はもちろん、最初から、法人として提供できる最大限に近いもの
(見習いプラン→一人前プラン、と最初の半年から1年で一旦、昇給する
プラン)で提供しておりましたが、長く働いていると、だんだん
給料って上がんないのかなぁ、とか、頑張ったら、成績が良かったら、
評判がよかったら、何々だったら、、、他の人よりも少しでも多く、高く
評価してくれないのかなぁ、とか、そういった気持ちが生まれたりすることは、
あるものです。
人件費に回せる予算は、建物の借金返済さえ終わって仕舞えば、実は、
だいぶさらに確保できるのですが、そこはなかなか先の話。
だからと言って、そこまで、何もしないわけにもいかない。
まぁ、なんで私は昇給しないのだろうか?とか、なんでこんな程度しか
昇給しないんだろうか?とかいくらでも不満が出てくる可能性はありますが、
そもそも、モデルとなるクリニックが存在しない以上、自分たちで、
より良いと思われる形を試行錯誤していくしかない。
しかし、本質的には、給与上がるものではあるが、場合によっては、
上がらないもの、下がる可能性があるもの、であることも知っておかなければならない。
法人自体の売り上げが下がれば、ない袖は触れない。
袖がなくなれば、必然的に経費を削減するしかない。
運営するのに必要な経費は、削減するところは削減し、それでも足りないときには、
やはり人件費に手がかけられる。
さもなくば、倒産して、全員が解雇されてしまうからだ。
そうならないためには、一人一人が、お客さん、利用者さん、患者さんのために、
一生懸命良いサービスを提供し、会社の評判が良くなり、結果、売り上げが良くなり、
結果、給与が上がる、また頑張れる、この正のサイクルに乗せることで、
好景気のいい風が吹きそう。
会社が、このサイクルの中で、売り上げが良くなり、、、、の部分が最初に来ないと
と考えていると、いつまでもサイクルは始まらない。
先の可能性を考えつつ、投資という形で、先んじて、正のサイクルの
サービスの質が良くなる、給与が上がる、あたりが動き出すように積極的に
働きかけなければならないと思う。