2023年12月18日 こころ院長ブログ
若者の印象が二極化している。
私の中で。
ゆとり世代以降、大人から怒られるチャンスを失っている若者たち。
教育、しつけ、指導、稽古、修練、、、、、
色々な言葉で誤魔化されるハラスメント行為。
それを厳しく社会で叩き、炎上させることで、萎縮してまった大人たちが
するべき指導も行えない状況が生まれてしまった。
別に暴力や怒鳴り散らす必要はない。
だが、やるべきことはやる、してはいけないことはダメ、そうした方がいいんじゃないのかという提案、
言うべきことを言えなくなっていたんじゃないだろうか?
若者の考え方、思想、言動、風習、習慣などなどに迎合しようとする大人たちは、
一方で若者たちから評価され、認められ、一方で、見苦しく思われ、時代遅れと言われ、
馬鹿にされてきた。
老害、、、、というハラスメントを投げかけられ、それすら問題視されない世の中。
高齢者の、中年の、若者の、価値観、考え方、言動があって然るべき。
若者が自分たちの考え方や主張を繰り返すのは、当然のこと。
それをとやかく言うつもりはない。
が、中年、高齢者の培ってきた価値観や言動を否定し、差別することは、よくない。
日本人の過去の歴史は、それとして、知るべきである。
大昔のことは歴史として尊び、近代の歴史は、古臭いと馬鹿にする。時代遅れだと評するのは、
ナンセンス。
そして、やはり、怒られることは必要。
ハラスメントは、被害者がそう思ったらハラスメント。
私も思い返せば、数々のハラスメント行為を受けてきた。
明らかに感情の憂さ晴らし、マウンティング行為、説教をすることで高揚感を
得ているのでは?殴る必要なんてないのに見せしめ?ただの暴力?
なんて感じのものもあった。
もちろん、明らかに指導のため、自らが至らなかったため、と感じることもあった。
しかし、この相対的な評価は、むずかしい。
相手を威圧しないように、萎縮させないように、そして、効率よく指導内容を伝え、
理解してもらい、改善してもらうことは難しい。
指導、しつけに愛があればハラスメントではない?
でも、その愛を受けてが感じ取っていなければ、ハラスメントになる?
怒られないで、その指導の内容をしっかり理解することができる人は、それでいい。
話しても話しても、堂々巡りになるような人には、どうやって理解して貰えばいいだろうか?
言っても言ってもわからない人、直せない人、その結果、会社や社会、お客さん、世の中に、
迷惑をかけるような人にはどうすればいい?
優しく話しかけるだけでは、舐めてかかって、聞き流す人にはどうすればいい。
そういった若者が増えてしまい、その人たちが親になって、先生になって、
子供達を指導する時には、どうするのだろうか?
自分たちがされたように、優しく話しかけるだけの指導をするのだろうか?
それとも痺れを切らして、暴言、暴行、犯罪行為にまで至ってしまうのだろうか?
なんで自分の話を理解してくれないんだ、理解しない子供達が悪い、社会が悪いと
非難しないだろうか?
多様性、個性を認めるなら、世の中は若者の多様性を受け入れなければならない。
それと同時に、中年、高齢者の多様性も理解し受け入れなければならない。
世の中の革新も、機械やネットについていけない年配の人たちを置き去りに、
若者世代の生活のしやすさを中心に進化普及していく。
キャッシュレス決済なんかもそう。まだ、現金払いも可能だが、そのうち、キャッシュレスのみ、
となって仕舞えば、そこにはいけなくなる人々も出てくる。
自分たちの当たり前が、あたり前ではないことを知る必要がある。
しかし、変わらないこともある。
びっくりドンキーしかり、五右衛門しかり、星乃珈琲店しかり、スープカレーSAMAしかり、
きのとやしかり。。。。
バイをとしている若者たちの言動を見ていると、昔と変わりない。
お店でしっかりと指導されており、その素行にもお店の客商売としての
しっかりとしたルールに則って、一生懸命勤労している。
その姿は、別に昭和や平成となんら変わるものではない。
社会人として、商売する人としての、マナーと接遇、言葉遣い、身だしなみ、
客に大使する思いやりなどがしっかり感じられて、すごく気持ちがいい。
そういった若者たちを見ると、安心する。
日本の未来は大丈夫だなと。
多くの企業で、髪色や服装、装飾品の規制がなくなり、私服で勤務するお店や業界も
増えてきている。
ファッションなんて、好きなもの着て、何しても、サービスさえしっかりしていれば、
なんでもいい。
そのほうがテンションあがる。そう言ったお店で働きたい。それはそれでいい。
しかし、客の立場で見ると、ユニフォームを綺麗に着こなしている方が、心地よいことが
ある。
また、どの人がお店の人なのかが分かりやすく、声をかけやすい。安心する。
そう言った効果もあることを理解しておく必要がある。
働く衣装は、自分の気持ちを上げるために、よりも、お客さんがより心地よく安心して、
という思いも込めて、制服がある、と言うことも時にはある、と言うことを
知っておくべきである。
働く時に、何を優先するのか?