新しい看護師を2名同時に募集する意味合い

2023年11月07日 こころ院長ブログ

新しい看護師をなぜ同時に二人、採用しようとしているのか。

それは、新人のメンタルケア、のためです。

あたらしい職場に就職すると、周りの人間も環境もガラッと変わる。

たとえそこが、花園のような職場であれ、修羅のような職場であれ、

1人で新人という状況には、やはり、孤独感、疎外感、ストレス、

恐怖、不安、などなどの精神的なストレスが大きくかかります。

先輩方の言動、所作、視線、などなどが気になり、今までの仕事は

ちゃんとできていたのに、新しいところでは、かってが違う、道具や機械が違う、

しきたりが違う、合っているかどうか不安、などなど、なかなか

今まで通りの能力が発揮できない、自信が持てない。

なんてことは誰にでもあると思う。

そういった時に、昔は、仕事が終わったりしたら、とか、お休みの日にとか、

同僚や先輩、上司などと食事や飲みに出かけたりして、悩みを聞いてもらったり、

教えを乞うたり、愚痴をいっぱい吐き出したり、していたものです。

エクストラな時間以外でも、休み時間やちょっと手の空いている時などに

そういったことをしたりしたわけです。

ですが、コロナ禍になって以降、なのか、世代が変わってしまったからなのか、

そういった風習はすたれつつあります。

当院のような小規模な組織では、スタッフ自体も少なく、そういった風習も

取りづらいところもあるでしょう。

だからこその、2名同時募集なのです。同じような境遇、環境の同僚が

1人いるだけで、共感、共有、同調、高めあい、などができるようになる可能性が

あります。

同期だからこそ、話せること、相談できることがあります。吐き出せる愚痴があります。

聞けることがあります。

それをするだけで、心のストレスがかなり軽減するのではないでしょうか?

会社から、社長から差し伸べる手では掬い上げられないかもしれない問題の種を

同僚なら、同期なら、掬えるかもしれない。

今回はそこにチャレンジしてみようかなと言うことです。

もちろん、新人が2人と言うことは、人件費は2倍。人が増えた時に、最初の1−2ヶ月は、

仕事はむしろ増えてしまいます。指導などがあるために。

それでも、人を増やすとしたら、できる限り同じ時期に2人、がいいなと

今回は考えています。

いわゆる、人材に対する先行投資、と言うやつです。

これがうまくいき、2たりとも、もしくはどちらか1人でも長期的に当クリニックで

働いてくれるようなら、当クリニックの人材確保は、大きく前進します

かといって、まだ、その大事な2人の看護師の当てはないんでっすけどね。。。。