転生したらスライムだった件から学べること。。。

2023年11月05日 こころ院長ブログ

転生したらスライムだった件、というライトノベルの小説から、

学べること。

こういった軽い小説や漫画、アニメ、映画などから学べることはたくさんある。

要は、学べることを意識できているかどうか、という点。

ただの暇つぶし、趣味、娯楽としていては、なまべるものも学べない。

今回、学べる教訓の一つとしては、

ヒナタ サカグチのエピソードについてでした。

細かいストーリーは、ネタバレするのでしません。ぜひ原書を自分で読んでみてください。

魔物の主人と対峙した際、魔物の主人の話(人に危害を加える気はない、人と共存したい、

ヒナタの師を殺したと言われているが、正確にはそうではなく、込み入った事情がある。。。)

などの必死の話に全く聞く耳をも立たず、問答無用に排除します。

彼女の信じる宗教の教えが、魔物と話をするな、仲良くするな、排除しろ、というもので、

それが己の正義だから。

後々、取り漏らした魔物の主人の国とのややこしい国際問題に発展し、多くの人が巻き込まれます。

犠牲はありながら、最終的にはうまく話は進みますが、

その途中のっぴきなならない状況になった時に、

“ああ、あの時、相手は必死に話そうとしていたなぁ。自分は、自分の正義が正しいと信じ、

怒りに任せて、全く聞く耳を持たなかったなぁ。あの時ちゃんと、話を聞いていれば、

話をしてれば、こんな酷いことにはならずに済んだのかもしれないのに“と

後悔します。

そこで、

人は、自分のみたいものしか見えない、聞きたいことしか聞こえない、信じることしか理解しようとしない、

受け入れようとしない。

だから、もし自分が真実に辿り着いたとしても、周りの者たちを説得し、理解させることは

できなかっただろうと考える。

今回はここ。

人の心について。

人は、言葉を持つ生き物。話し合えば、分かり合える、というのは理想であり、真実ではない。

しかし話し合わなければ、相互理解への道はない。

ただし、話し合いが平行線になることはとても多い。

どちらかが、もしいくは両方が、とにかく自己の主張以外は、聞こえない、理解できない、

受け入れられない、となると、もはや話し合いの意味はなくなる。

客観的に見ること、俯瞰して見ること、相手の立場に立って見ること、そういったことが

できる器量がないと、一方的な主張を押し通すか、決裂するしか道はない。

多くの人が集まる会社や組織、社会においては、すべての人が心地よい、気持ち良い、満足する

納得する状態というのは、形成が難しい。

各々が、いくらかずつ妥協したり受け入れたりして、うまくいく者なのではないか。

誰かが、自分の主張と正義と権利を100%主張すれば、誰かとぶつかり、フリクションが起こる。

そしてそれが火種となり、争い度とや不和の蓮っさが起こる。

まずは、話し合う事が大事。

だが、話せばいいわけではない。

話すときに、聞く耳を持つことができるのか、聞く心、受け入れる心、度量を持っていられるかどうか、

それが大事なのではないかと思います。