2023年08月07日 こころ院長ブログ
勉強や宿題、論文、研究などの作業は、長時間やりたいところだが、
どうしても集中力ややる気が途切れてしまう人も多いだろう。
そういう時には、縛りや条件を付けるとわずかだが、やる気や集中力が
上がり、効率が良くなることがある。
たとえば、週末は、ゆっくり休む、遊びに行く、旅行する、
など何か、自分の気持ちにとってプラス、陽のイメージのイベントがある、もしくは
組む。
だとしたら、その前後の日は、いつもよりも多めに作業を組んで、
イベントの日に、前もって今日の分をやってある、のちに、今日の分はやることに
なっている、だから、今日は何も考えずに思いっきり休める、楽しめるという
気持ちに持って行けるので、イベント・休みを思う存分楽しめる。
そのご褒美的なものがあるからこそ、前もって、あるいは後から、いつもよりも
多めに、休み分のところまで、がっつり集中できる、やる気が出る。
逆にここで、不十分な結果となると、結局、休みの時に、何となく気がかりになったり
してしまう。
こういう形で普段よりもギアを一個あげて作業できる能力を、日々身に付けていると、
知らず知らずに、ギアを1つあげた状態に近いレベルで普段から集中できるようになる。
そうなったら、平常レベルを1ギア上げて、それを標準として、いざというときは
さらに1つギアをあげる。
こういうことを繰り返していると、かなりの時間を集中して作業できるようになる。
そこまで長く集中しなくても、普段の作業が、余裕をもって集中できるようになるので、
平常時の作業効率や疲労感はかなり改善するだろう。
普段から、もう集中できない、集中切れた、やる気でない、などと脱線したり、すぐ休憩したり、
放り投げたり、ぼけーっと無駄な時間を費やしたり、すぐにスマホをいじって現実逃避したり、
そんなことをしていたら、いつまでたっても集中力はあがらない。
むしろ、集中力が廃用症候群を起こして、どんどん下がっていくかもしれない。
集中力は、いかなる職業においてもとても重要で、有利なスキルだと思う。
一朝一夕につくものではなく、日々の努力のたまものであると思う。