2023年07月24日 こころ院長ブログ
燃料油価格激変緩和事業のように、税金を元売り業者に補助することで、
ガソリン、灯油の価格を抑えようという政策そのものが、元売り業者に
利益を与える政策のように見える。
補助金をもらって、ガソリン元売り業者は、損をしないようになっている。
補助金の何割かは、自分たちの懐に入れてしまう業者もいるだろう。
それでは、何のための補助金か。
一部の業者だけ、補助して、他の業者はほったらかし。
観光業に対する補助補助と同じ。
観光業は、コロナ5類に変更による盛り返したが、夏休みなどの
繁忙期になれば、ここぞとばかりに、ホテルや飛行機の料金を上乗せして、
稼ごうとする。
ある程度は仕方ないにしても、その価格は、通常の料金に比べてべらぼうに高い。
お金に余裕のある人しか、そこにお金を注ぎ込むことを厭わない人しか、
旅行や帰省が、夏休みにできない、状況になりかねない。
燃料費についは、最初から、ガソリンにかかる消費税もしくは暫定税率の、
ガソリン税などの中止や減額で、直接的に価格をおさせる方が、
かかる税金に対する効果は圧倒的に高いはず。
それをやらなかったのには、おそらくは、選挙の票、政治家と団体の癒着的なものが、
この政策をすることで、儲かる人が、いたのではないかと
疑ってしまう。
一度手に入れた権益は、なかなか手放せない。
コロナ禍で、ザルのように使えた税金、震災その他で増やした税収、それらを
必要無くなった時に、採取痛を抑えて行くこと、新たに徴収してしまった税金を
元に戻すことは、なかなか政治は行わない。
得た金は、また別のことに使おうとする。
そして、また、いざという時には、国民にさらなる負担をかけようとする。
そういうサイクルで、日本は貧しくなっていっているのではないだろうか。
政治を変えていかないと、政治家を変えていいかないと、日本の国民の生活は、
よくならないんじゃないだろうか?