コロナで医療崩壊しないためには

2023年06月27日 こころ院長ブログ

コロナで医療崩壊しないためには、安易に入院しない、という事。

現在のコロナ感染は、かなりの確率で、重症化はしていないように思います。

少なくとも、当クリニックを受診される方のほとんどは、軽症状です。

なかには、飲食不良になってしまう方もいますが、そういった方には、

点滴などの治療が必要ですので、入院も考慮しましょう。

多くの方は、飲食は可能、発熱、咳、鼻水、のどの痛み、倦怠感、

などの症状がいくつか組み合わさった形。

対症療法と栄養水分摂取、睡眠、で数日で改善していくことでしょう。

その辺の症状の方々が、とにかく心配だから、家族にうつったら心配だから、

世話するのがこわいから、困るからなど、個人的な事情で、入院適応ではないのに

入院施設に入院してしまうと、本当に入院が必要な人が、入院できなくなり、

また、入院する必要が無い人に入院治療・看護・ケアの為に、

医療従事者の人手が多く要されてしまい、医療崩壊を容易に引き起こして

しまう可能性があります。

沖縄が現在、他の都道府県に先駆けて大変なようです。

実は、その前から、北海道は、他の都道府県に先んじて、コロナ感染者が

高い陽性率で維持されていたように思います。今もかなりの高水準ですが、

実際のところ、札幌市では、医療崩壊にはなっておらず、入院ベッドも

余裕がある状態です。

入院ベッドに余裕があるからこそ、いざというときにはすぐに入院相談ができる、

だからこそ、在宅で様子を見れる人は、いつでも

危なくなったら入院紹介できるから、家で様子を見ましょうと言える、

という好循環につながります。

今回のワクチンにでは、まぁまぁ副反応が出ているので、これをもって

ワクチンをどんどん受けましょう、とは、私は言えない。

ただ、自身の症状を鑑みて、必要が無い入院は、しない。

コロナに感染しないように、うつさないように、マスク手洗い、ディスタンスを取る、

最低限度の努力をする。

これが、個々人にできる医療崩壊をさせないための、方法というか

マナーではないかなと、思います。