2023年06月26日 こころ院長ブログ
他の在宅クリニックにはあまりない,当クリニックの特徴の一つとして,
元気に訪問診療が終了することが結構あるということ。
訪問診療は,入院する,市移設に入居する,引っ越す,お亡くなりになるなどで
終了になることが多いです。
在宅専門クリニックの場合は,おそらくほぼ全てはこのどれかではないでしょうか。
当クリニックの場合は,以前にお話しした越冬訪問診療というパターンもありますが、
訪問診療,訪問リハビリテーション,訪問看護などにより,介入時は,
精神面,認知面,身体面,病状面などで,訪問診療を余儀なくされていましたが,
徐々に状態が改善し,訪問診療ではなくても,外来通院が可能になってくるパターンが
あります。
その際に,外来診療をしているという強みもあり,訪問診療を終了して,外来通院に
なる場合があります。
つまり,訪問診療介入時よりも格段に状態が良くなり,その必要性がなくなってしまった,
ということです。
法人としては,訪問診療→外来診療は,売り上げダウンにつながるわけですが,
患者さんが良くなったということは喜ばしいことです。
そういった場合には積極的に,外来への移行をお勧めしています。
もちろん,訪問診療に付随する24時間365日のフォローアップ体制は,なくなって
しまうわけですが、それが必要ないくらい元気になったということですから。