2023年05月23日 こころ院長ブログ
現在、痛み止めのボルタレンの飲み薬を経皮吸収タイプにした
貼付剤があります。
痛み止めを飲まなくても、飲んだのと同様の効果が得られる、
いわゆるシップとは違う、貼る痛み止めです。
飲み薬が多い方や内服ができない方などにとても重宝します。
そうれが、どういうわけか、ひと月に処方できる上限枚数が、
湿布と合算で月に63枚まで、と決められています。
どういうこと?
そもそも、湿布だって、必要な人には63枚じゃ足りないこともある。
なのに、飲み薬の代替品的な貼り薬と合算したら、どうなるの?
1日1枚から2枚貼るのに、月に28枚から56枚。
じゃぁ、シップは?
35枚から7枚・・・・。
内服薬を飲みつつ湿布を使う人がごまんといるのに、貼付剤つかって
湿布は、ほぼ使えないようなもの。
なんで、内服薬と同等の貼り薬をシップと同等に考えて、月の処方を
制限する制度を作ったのかなぁ?
これ考えた人、ほんと、現場を分かっていないなぁということが、
丸わかりな気がします。
私もいろいろ痛くて湿布をよく使いますが、シップはほんと、良く効く。
シップ処方で、悪だくみしていた人がいっぱいいたのかもしれないけど、
本当に必要な人に、物が届かないって、ほんと、嫌な世の中に、
どんどんなっていくよねぇ。