2023年05月08日 こころ院長ブログ
学生に物を教えていて、どうにもこうにもならないのは、
暗記物。
理論を理解したり、公式を使ったり、流れを把握したりは、
開設していればいつかはわかってくれる。
しかし、漢字や単語、熟語、語句、名称、フレーズなどは、
いくら教えても、本人が覚えようという気が無ければ、勉強できるように
なりたいと思っていなければ、徒労に終わることが多い。
治療に対して、リハビリテーションに対して、患者が治りたいと思っていない、
治るつもりが無い、治ろうと思っていない状況では、治療や施術が
十分な効果を発揮しないのと同じ。
知らないものを覚えるというのは、一つの知識欲であり、快感でもあるが、
同時に苦痛でもある。
これをいかに、日々何気なくこなせるか、というのは、結構、大きな違いが出る。
外国語なんて結局、ある程度の単語力が無いと、何もできない。
出川イングリッシュのように、身振り手振り、想いで伝わることもなくはないが、
ものすごい労力と迷惑がかかる。
学力やスキル、体力なんてものは、結局、誰かに与えられたりして備わるものではなく、
協力を得つつも、自らが努力してみにつけるしかないのだ。
ただ、周りがどれくらい協力できるかによって、本人の心が折れる、挫折する、
投げ出してしまう、そんな状況を回避できることは多々ある。