コロナ感染症 5類への移行の前に考えて、対策すべきこと

2023年01月23日 こころ院長ブログ

コロナ感染症を5類にすることに、別に反論はない。

いつまでも、とんでもない感染症扱いすることで、日本が沈没しかねないからね。

だけども、その前にあと2か月で、ちゃんと考えて、施策してから実行してほしい。

現場を見てるかな?聞いてるかな?

まず、ウィルスには関係ないという事。2類だろうが5類だろうが、人間の都合。

ウィルスの伝染力、強度、致死率は、それでは何も変わらない事。

言葉遊びにならないように。

5類にするということは、発熱外来は中止?でいいのかな?。一般診療として、すべての

医療機関で診るでいいのかな?

ということは?特別隔離する必要もないわけだし、診療拒否した医療機関には応召義務違反が

課せられるのかな?

そのとき、待合室での感染伝播のリスクについて、国民・国として、OKという事でいいのかな?

医療機関のせいにされてもたまったものではないのです。

また、医療従事者、介護従事者の無症状感染については、勤務継続でいいのかな?いちいち、

抗原検査して、陽性なら、5~7日間勤務停止とかしなくてもいいのかな?

発熱外来対応しないということは、医療従事者、介護従事者の感染リスクは高まるわけで、

それはそれとして、今まで通りの自主隔離、など求められたら、今まで以上に、働ける医療従事者、

介護従事者がいなくなり、ひっ迫するわけで。マスク、もしくはフェイスシールド着用で、うつらない

という事で、勤務継続してもいいのかな?

そもそもスタッフの確認検査は、医療機関の持ち出し検査になるのだけど、それをこれまでのように半強制

させて、頑張っている医療機関にほど負担をかける政策をつづけるのかな?

会社や学校の出勤出席の、今でもいらない陰性証明は、もう求めてはいけないと、医療機関に負担をかけないようにと

はっきりと打ち出してくれるのかな?

そもそも、有症状患者さんの診察、看護、介護に、感染防御はどれほど継続するのかな?感染防御のグッズの経費も

バカにならないのだけど、そのっ補助もなくなって、だとしたら、有症状患者さんを診れば診るほど負担がかかる

という悪循環が発生しますけど。。。。

有症状患者さんを別室で診る、時間を分ける、数を制限するなどの各医療機関の自己防衛的な判断は、どこまで許されるのかな?

ただただ、コロナ以前の風邪の時と同じように、普通に順番待ち、普通に診察、で本当にいいの?

医師一人二人のクリニックの医師が、それで感染して、クリニック閉鎖になったときにだれが責任取ってくれるのかな?

そこから、ご高齢の持病のある方に移してしまったときに、責任問題にならないでいいのかな?

入院が必要な患者さんの搬送するのに、相手の病院から、陰性証明を求められることは、もうなくなるでいいのかな?

受け入れ拒否されないかな?

満床で、と言われたら、ぐーのねも出ない。満床かどうかはこちらからは確認できないわけだし。その患者を受け入れる

ベッドが無いと言われたら、引き下がるしかない。保健所が、コロナ対応病床のように指定していなければ、あとは、

各病院のさじ加減になってしまう。

クリニックから、また6時間も受け入れ先を探さなければならない悪夢がよみがえる気がする。せめて、コロナ疑いのある患者

の受け入れを保健所が一括して斡旋するので、現場からは、保健所に連絡⇒保健所が対応できる登録病院から選んで、

受け入れの確認⇒クリニックに連絡⇒救急搬送

というような効率的なシステムにしてくれないかな?

入院受け入れ先探している~6時間、他の患者さんの治療ができなくなってしまう。

コロナ5類への移行の問題は、単純に、医療経済、医療ひっ迫の改善の施策という事ではなく、

もっと細かい色々な影響が出るのですが、政府はちゃんとそこまで考えていますか?

こういう施策をサクッと提案、実践してくれたら、知事やら国会議員やら地方議員やら町長やら村長やら、

その実績で、ほぼ確実に当選、再選されるんだろうにね。

選挙の時、あれやります、これやりますっていうけど、実際にこれをやりました、っていう実績が信頼に

繋がるよね。

まぁ、初戦の時は、あれやります、これやりますしかないのだけど。