2022年12月13日 こころ院長ブログ
在宅クリニックでは、いわゆる専門職が、常勤としてこなすだけの
仕事量が無いことが多いが、その必要性は、高い。
例えば、臨床検査技師、臨床工学士、放射線技師、管理栄養士。
其れ単体で、1日、1週間、毎日仕事をするほどの業務が無いため、
なかなか、活躍できるフィールドに降り立てない。
が、在宅の現場ではとても必要とされている。
が、いないため、みんな我慢せざるを得ない。
そこで、そういった専門職の方々の力を借りるべく、ハイブリッド
雇用も視野に入れています。
例えば、先に述べた診療同行。これに、各各の専門職の方々に
協力を依頼、そのためには、医療事務業務をある程度、覚えてもらう手間が
ありますが、専門業務が無い時間帯には、そちらの業務を兼任してもらう。
専門業務の時間もしくはオーダーが入っている時間には、そちらを行ってもらう。
放射線技師なら、外来が開いていない時間帯は、訪問同行、もしくは在宅レントゲン
撮影などをしてもらい、外来時間は技師として待機・業務にあたるなど。
それだと、クリニックレベルでも人件費が無駄にならずに、経営に易しい。
仕事量も確保でき、私何でここに居るんだろう?必要とされているのかな?
という残念な気持ちをスタッフに与えずに済むかも。
専門職の方に、雑多な仕事をお願いするのは、少し気が引けますが、基本的に
クリニックレベルの小さな組織では、医師も看護師も療法士も、みな、専門業務以外に
自分ができることは率先してやらないと、大病院みたいに、それぞれの専門スタッフが
何人もいて、なんてことはない。
医師だって、1~2人で、すべての科を網羅しなければならない業務を行っている。
私は何科だから、それについては診られません、なんてことは言えないのだ。
そういった、新たなクリニック経営戦略を思案中である。