2022年12月01日 こころ院長ブログ
という持論。
英語と言えば、猫も杓子も、使えるようになりたい、使える人はすごい、というようなのが、
日本での印象。
日本人は、いっぱい勉強しているのに全然話せない。実用できない。
学校教育は、無駄だとか言われる。
だから、海外留学したほうがいい、帰国子女葉はすごい、なんて言われる。
英語が話せるなら、ネイティブなら、それはいい。
できることはいい。
だが、それがどうした。
英語なんて、ただの言葉。ツールである。
ツールがネイティブだから、偉い、すごいなんてことも別にない。
其れよりも、独創性だったり、個性だったり、発想力、応用力、機転、
カリスマ、人間性、礼儀、こころ、そういったものの方が断然良い。
両方あるならそれに越したことは無い。
日本語の上手な外国人が、果たしてネイティブジャパニーズを話しているだろうか?
否。
みんなたどたどしい。
流ちょうに話せていても、やっぱり発音やアクセント、語の使い方などおかしい人が多い。
だからと言って、日本人は、否定しない。
むしろ、其れでも日本語が話せることをほめたたえる。なるべく、意をくんで理解しようとする。
それが普通でしょ。
英語圏では、ネイティブに近い英語を使わないと、意味わかんない、話す価値もない、
様な対応をする人も多くみられる。
ジャパニーズ英語は通じにくい。
でも、普通に考えたら、状況も加味したら、外国人であることを加味したら、
多少発音が悪くたって、通じるはずでしょ。
外国人が間違えそうな発音だって、ネイティブの人は、気が付くでしょ。
それなのに、いじわるして、発音悪いから言ってることがわからない、と言ってくる場合がある。
だから、日本人は英語をしゃべること自体にアレルギー反応を示す。
外国語なんだもん、ネイティブなんて目指さなくていい。思いを込めて話せばいい。
それで、想いが通じて何とか理解しようとしてくれれば、話は通じるはず。
それでも、そもそも理解しようとしてくれない人なんか、話す価値もない。
ただ、出川英語のように、単語を間違えているとか、そもそも全然発音が違うとか、
そうなってくると、ネイティブ側の負担が大きすぎる。
最低限の文法だったり、単語力は、高校までにおおむね習う、勉強するものなのだから、
それを身に付けていないのは、個人の努力不足。
ましてや、スマホに同時痛やアプリなんかあるんだから、そういったものを使った方が、
細かい意図が伝わりやすい。
昔、偉大な政治家たちの中には、英語を話せても、大事な話をするときには、あえて
通訳を使用して日本語で対話したという人がいたとか。
英語で会話する事よりも、話の内容・意図を重視したという事でしょう。
あと、海外で思ったことは、インド人、中国人、韓国人、ドイツ人などの英語は、日本人に
聞き取りやすいという事。
その理由は明白。彼らもネイティブではないから。
ネイティブでない者同士の英語は聞き取りやすい。