2022年09月15日 こころ院長ブログ
私見 子供が成人するまでは、親なら全身全霊子供に人生捧げろよ
パチンコ屋で車に放置とか、家に放置とか、虐待とか・・・。ほんと信じられん。
私見なので、反論、異論はあるでしょう。
私の考えです。
子供が成人するまで18年。
長いようで短い時間。
その中で、親なら、子供に全身全霊向きあって、可能な限りのお金と時間と労力を、かけてあげようぜ、ってこと。
近年は、父親、母親だって人間、自分の人生を楽しむ権利がある、生きる権利がある、私を自由にして、そんな風潮もちらほら。
別に構いません。
親が、隙見て、ゴルフをしようが、美容をしようが、山に登ろうが、何をしようが、自分の時間を過ごすのはよいことです。
問題はその配分。
自分の子供に十分な愛情を注ぐこと。しつけをすること。教育をすること。贅沢はいらない、十分な資金をかけてあげること。
子供は親の背中を見て育つとも言いますが、やはり、目を見て、触って、会話をして、一緒に行動して、親の姿から学ぶものです。
子供は2歳までに一生分の愛情を返してくれる、なんて言葉もありますが、嘘だ。
子供たちは、一生、愛情を返してくれる。その時その時の年齢で、最大限の愛情を返してくれる。もし、返してくれていないのなら、子供が悪いんじゃない。そこに至るまでの親の接し方、過ごし方、しつけ方がどこかで間違っていたのではないだろうか。
子供を育てることは、シュミレーションゲームやRPGに似ている。18年間かけて、親という主人公になり、わが子を育てていくゲーム。
18年続けられる、根気のいるゲーム。
ゲーム好きなら、できるはず。ゲーム好きは、日課と称してお金や経験値を稼ぐ毎日同じような作業を繰り返すことを苦と思わない、クエストと称した面倒くさいお使い業務のようなこともいとわない、レベル上げのような単純作業ですら積極的に行える。オンラインゲームなら、10年以上も飽きずに続けることができる。ならば、18年くらい、しかも、目に見えて成長していくわが子を育てるゲームなら、何もいとうことはあるまい。
さらに、成人後に成長したわが子とともに人生を歩むというクリアボーナス特典もついてくる。こんな良心的なゲームがあるだろうか。
子供にかかる手間やお金、労力をただ、大変だ、つらい、苦しいなんて思わなければいい。すべてを楽しいことだと想えたら、毎日が薔薇色に変わるはず。
親が元気に楽しくしていれば、つられて子供も元気で明るくなる。親が優しく、知的で、清潔であれば、子供もそうなるだろう。逆に親が粗暴であれば、子供も乱暴になってしまうかもしれない。
遺伝学は進歩して、色々な遺伝子が見つかり、親から生まれつき受け継ぐものもあるだろう。しかし、子供の成長の多くは、生まれ持った才能なんかよりも、生まれた後の親との関係、教育、しつけ、生活などに大きくかかってくると思う。
サラブレッドの子はサラブレッドなのかもしれないが、教育次第では駄馬になる。
道産子だって、教育次第では、サラブレッドより早く走れるようになるかもしれない。
生まれや金銭、忙しさなどを言い訳にしてはいけない。
お金をかけずとも、愛情と労力と時間をかければ、才能は花開く。もちろん、制裁教育をすれば開く才能もあるかもしれないが、本当の才能なら、英才教育しなくてもある程度までは開くんじゃないかな。それを磨きあげるのは、プロになってからでもいいんじゃないの?
外出するときは、片時も子供から目を離すことは無い。過保護に、あれはダメこれはダメとは言わない。自由にさせている。それでも、片時も目を離さない。危険が無いか、察知するように教育はしているが、それでもダブルチェックで常にみている。車にひかれないか、怪しい人は近づいてこないか、物を壊したりしないか、転落したり挟まったりしないか、急な病気を発症しないか。少なくとも家の外では常に、危険があるのだから、必ずみている。外出先でお酒が飲みたい、あれをしたい、これをしたい、自分の願望なんかは、かっぞくと行動するときは、基本的に持たない。別の機会でいいじゃない。家族の安全が最優先。そうやって、16年見守ってきた。
家にいるときのほとんどすべての時間は、子供と共に、家族と共にあり。自分のことをすることは、基本的には、限られている。仕事をすることもあるし、昼寝したり、庭仕事したり、することもあるが、普段からほぼ100%子供たちに時間と労力を使っていれば、子供たちも話せば、それは仕方ないねとわかってくれる。普段から、時間と手間をかけないから、いざゴルフ行くとなると、えーーーとかなったり、嫌われたりするのだと思う。
親には、わが子をまっとうな成人にする義務がある。人に危害を加えてはいけない犯罪を犯してはいけない、戦争をしてはいけない、地球を生き物を大事にしなければいけない、食べ物を粗末にしてはいけない、差別してはいけない・・・、最低限度守るべき人としての心を教える必要がある。
それをせずして、わが人生を楽しむ、なんて、親の権利はない。と思う。
本当の意味での”親”になるのは、かなり厳しい道なんだと思う。だからこそ、やりがいがあり、達成感があり、喜びがあり、楽しいものなんだとおもう。
自分もそうやって、自分の親から育ってもらったんだろうから、それを、次の世代に伝えていく義務がある。
人の歴史は、次の世代につないでいくことで紡がれてきたものなのだから。