2022年08月31日 こころ院長ブログ
仕事が忙しいかどうか。
それは心の持ちよう。
仕事にどう向かい合っているかによる。
以前、一緒に働いていた医師に、お互いに忙しすぎるね、と言われたことがある。
当時、病院内で最も忙しくしていた私だが、実は、忙しいとは思っていなかった。
むしろ、暇すぎて、これでいいのかなぁ?と思っていた。
のちに、仕事を拡大して、其の時の2倍以上の仕事をしているときに、ようやく、ちょっと忙しいな、と感じたくらい。
言わんとすることはわかるだろうか?
忙しいと感じるのは、仕事に向き合うこころと仕事量のバランスにある。
仕事をそんなにしたくないと思えば、ちょっとのことで忙しいと感じるし、仕事が楽しい、仕事は忙しいもんだと思っていれば、さほど忙しいとも思わない。
働くことで対価をもらっている。そのことを認識しないと、仕事をやらされている感が出てしまう。
本当に、対価に値する仕事を自分は提供できているのだろうか?
自問自答する必要がある。
仕事があるのはありがたいこと。ましてや、楽しい仕事、やりがいがある仕事、自分がやりたいと思って選んだ仕事、それがあるのは幸せなこと。それにより、十分な報酬が得られることがあるなら、そんな幸せなことは無い。
休みはきっちり休むが、勤務時間は死ぬほど一生懸命働く。それで、社会は成り立っている。過労しろという事ではなく、働く時間、決められた時間は、可能な限り無駄なく働いたっていいんじゃない?
訪問診療や訪問看護は、大変、大変と世間ではいう。訪問クリニックも、大変だという。そんなことは無い。別に大変アピールしなくてもいい。普通の仕事の一種だよ。別に外来クリニックとか、病院とかろ大きな変わりはない。
医業の一種。
在宅関連をやっている人は、自分たちの仕事がいかに大変化をアピールする必要はない。評価は、他者がしてくれる。
今ある仕事をやっているだけ。
別に、それが大変だと思ったことは無い。
仕事が立て込んだ時は、肉体的に、精神的に大変なことはある。
でもそれは、他の職種でも一緒。
在宅関連だけが、特に大変なわけではない。
そんな大変イメージを付けるから、在宅医療の敷居が高くなり、興味がある人が、参入しにくくなる。
そう思います。