2022年08月30日 こころ院長ブログ
四代公害病
水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく。
そのほかにも、足尾銅山の鉱毒など、日本は、高度成長の裏で、大変な失敗を繰り返した。
そのほかにも、森林伐採や海洋汚染、河川の汚染、生態系の破壊、砂漠化・・・・。
これらのことを先陣を切って起こしてきた先進国。
それにともない、支払った代償、それを繰り返さないための検証と報告、啓蒙、技術革新など。
地球はそれほど我慢強くない、耐久力が強いわけでないことを学んだはず。
それなのに、かつて、後進国、発展途上国は、先進国だけ、やりたい放題やって発展したのに、自分たち後れを取っている国は、環境基準を満たすようにしないといけないのは、経済発展に不利だ、不公平だ、自分たちも同じようにやる権利があると、主張した国があった。
我欲にとらわれた恐ろしい考え方だと思う。
地球が、国が、国民が、隣国が、どうなるか明らかな結果、悪い結果が起こることがわかっていて、自分の利益を追求する姿勢、言動。根本的に、世界平和が望めない思想だと思う。
そもそも地球を汚していい権利なんて、最初からない。時刻だと主張している国土もすべて地球。
地球は全生物のもの。それを、国のラインを引いて、国が地球から借りているものだと考えた方がいい。
借りているものは最大限大事に扱わなければならない。
国は、国土は、人間だけのものではない。
人間の権力者が、我が物顔に俺たちの国だ、あそこも俺たちのものだと主張するのがおこがましい。
いつになったら、人は、謙虚になるのだろう。ならないのかもしれない。
争いが無くなることは無いのかもしれない。
いつまでも暴力に頼る、我欲を満たすために他者を侵害する、支配するために侵略する、意見を通すためにねじ伏せる、自己防衛のために嘘をつく、自分を上げるために他者を貶める、自分を満たすために他者の権利を侵害する。永遠にその歴史が繰り返されるのだろうか?
自今権利を守ることは大事だが、自己の権利を主張しすぎる風潮もかなりあやうい。最近の日本人は、かなり欧米思想の権利主義が広がっているような気がする。
日本の風習のいいところをなるべく失わないように生きていきたい。