2022年08月23日 こころ院長ブログ
夜間救急や夜間の受診が、救急要請が、現場の負担と医療費のひっ迫を生む。
今の時代、クリニックを開業しても、病院の外来でも、患者さんの取り合いとなる。集患に四苦八苦する会社もある。
いっそのこと、夜間専門のクリニック、病院を作ったらどうか?
夜間の受診の需要は、かなりの数あると思う。
夜間に調子悪くなることは、単純計算でも日中と同じくらいあってもおかしくはない。
また、日中仕事や学校で通えない人が、定期的な受診をするためにも需要はありそう。
これを、夜間急病や夜間救急、当番医などで、対応するから、現場の負担が強くなる。
夜間、救急加算などを付けるから、医療費が跳ね上がってひっ迫する。
受診先が無いから、軽症でも救急車を呼んで、どこかに運んでもらおうとする。
いっそのこと、夜間のみ大々的にやっているクリニックや病院が、一定数できれば、当番病院なんてしなくてもいいのでは?
救急も、日勤救急と夜間救急とすみ分けたらどうだろうか?
夜間帯のクリニック、病院は、競合相手が極端に少ないので、集患の上でもかなり有利。新規開業するなら、間違いなく経営は安定する。
その代わり、定期の、通常運転が夜間帯なので、深夜加算や夜間救急加算などは、算定しない。そうすれば、結果的に、医療費の削減につながるのでは?
日中にかかることができないからと夜間にかかる人たちの受診料を、加算して、一定割合、保険料で、国民が負担するのはおかしい。
必要のない夜間受診や往診料などは、もっと算定基準をしっかりと厳しくしたり、その分は、保険診療にあたらない、自費にという方法もある。日中にかかれる人はかかるべきだし、往診が必要ない人は受診すべき。
便利を享受するなら、自己責任で。自己負担で。
そんなこんなで医療費が莫大になるから、高齢者の負担額を増やそう、必要な診療に対する算定を下げよう、加算を減らそう、厳しくしようというのはナンセンスである。
もしも、たられば、であるが、今の地域医療、在宅医療の開業にたどり着けなかったとしたら、夜間診療クリニックを立ち上げていたかもしれない。それはそれで、やってみたかったという思いもある。もちろん一人では無理なんだけど。常勤・非常勤もしくはバイトの先生とともに、毎日、夜だけ、もしくは土曜午後・日曜・祝日の診療だけをするクリニック。
そういった個性のあるクリニックの経営もやってみたかった気もする。
医師・看護師・事務員協力者を見つけることが最難関ではあるが。