2022年08月06日 こころ院長ブログ
勉強や仕事、大変なのは当たり前。
精神的に、身体的に疲れる。
毎日毎日の積み重ね、うんざりする、なんてことはよくあること。
それでも元気に、楽しそうに毎日を過ごす人、時々つらくなっちゃう人、いっつもつらい人、いやいや過ごしている人、いろんな人がいる。
その違いは何だろう。
ひとえに、自分次第。
自分の心次第で変えられる。
勉強も仕事も、新しいこと、知らないことを学んで身に付ける、解決するのは精神的にも身体的にもストレスがかかること。
それでも、新しいことができるようになる、分かるようになることの快感、気持ちよさ、というものが多かれ少なかれある。それを楽しいこと、気持ちのよう事と感じられるかどうか?
己を今よりも少しでも磨き上げることに楽しみやうれしさを感じることができるのか?
達成感を得たいと思えるかどうか?
今のこの労力の先に得られるものに、今の心体力をかけることができるのか?
得られた結果を満足して受け取り、享受することができるのか?
ひとえに、自分の心しだい。
面倒なことはしたくないな、できれば楽をしたいな、ストレスは感じたくないな、きついことはしたくないな、誰かがやってくれないかな、今が楽しいければそれでいいじゃん、熱くなるなんて格好悪い、楽してお金稼げないかなぁ、格好よく働けないかなぁ、泥臭く働きたくないなぁ、勉強なんてしても社会では使わないんじゃないか、勉強なんてできたって別に偉くもないじゃん、なんで俺がそんなことしなくちゃいけないの?、そんなの課長がやればいいでしょ、先輩だからって偉そうに、自分でやれよ、お茶くらい自分で汲めよ、雑用ばっかりやらせないでもっと大きな仕事をさせてくれよ、早くひとり立ちさせてくれよ、いつまでも味噌っかす扱いしやがって、なんでもかんでも押し付けてくんなよ、俺の仕事にこまごまと重箱の隅を突っつくようにあれこれ言ってくんなよ・・・・・・
いろいろな不平不満、文句、言い分、色々あるでしょう。
でも、勉強はしなくちゃ。労働はしなくちゃ。
1日のうちの大半は、労働に充てられる。だとしたら、少しでも楽しく働けた方が、人生、楽しいじゃない。楽しく働けている人の方が、断然人生、勝ち組。
労働=金を稼ぐ、稼いだ金で遊ぶ、楽しく遊ぶことが人生、のひとよりも、仕事=楽しい、かつお金ももらえる、そのお金で楽しく過ごせる、人の方が断然、人生を楽しんでいる。
労働を楽しみにするには、心ひとつ。
単純作業でも、この単純な仕事が誰かの役に立っていると思う事、単純作業でも誰より上手にできるようになる、誇りをもってやっている、少しでもよりよく改良してやろうと常々考えている、自分の大変な作業が誰かの助けになっている、これをすることで会社が保たれている、仲間と共に仕事を担っている、色々な思いをもって、責任感と達成感を得られているかどうか。
自分の仕事の意味とやりがい、難しさと達成感、充実感、誇り、満足感、自信、想い、いろいろな正の感情をいかに多く強くもているか、それによって、仕事は、労働は楽しくなる。
楽しく働いて、よい給料がもらえたら、こんな幸せなことは無い。
昭和、平成、令和と、3つの時代を生きている世代が混在する中、昔がいい、昔が悪い、ということは無く、よいものも悪いものもある。
昭和のパワハラ、過労、どんとこいの時代が決して良いわけではない。でも、令和のなんでもかんでもハラスメント、過保護、過度の自由・権利・平等を訴えるの世の中が決していいわけでもない。
厳しい中でも過酷な中でも耐えてもがいて、それでも期待に応える、期待を超える働きをしてきた方々は、やっぱり、信用・信頼できる気がする。苦労は買ってでもしろ、これは小葉の精神。今は、しなくてもいい苦労は極力しない、感じだろうか。調子がいいときはそれでもいい。窮地に陥ったときに、どちらが信用できるか。苦労を共にした、乗り越えた経験を持つ人の方が、やっぱり信用できるんじゃないかな?
人間の体力なんてそんなに変わりやしない。変わるのは精神力、胆力。ここを鍛えるには、いかに苦労しているのか、努力しているのか、頑張ってきたのか、その人の歴史が物語る。
ふるくさーい考えのおじさんですが、頑張る人は、大好きです。一生懸命な人は大好きです。
現代は、見た目ばっかり。
デコったり、加工したり、整形したり・・・・。見た目のかわいさ、美しさは、中身の無さで直ぐに醒める。その人の持つ、人格や性格、人柄、能力、頑張った歴史や頑張る姿勢、そういったもので彩られる美しさ、そちらの方がずーーと好き。おじさんになったのかな。見た目がいいのは、もちろんいいけど、断然後者の方が、魅力的に感じます。
だから、わが子たちにも、結果ではなく、頑張ること、常々、がんばること、一生懸命にチャレンジすること、人としての内面を大事にすること、見た目に気を取られない事、だまされない事、見た目ばっかりとりつくろわない事、そういったことを教育しています。
勉強なんてしてもしなくても意味ないじゃん、このセリフは、一通り、勉強して、社会に出て、実際にそう感じた者の口から出た言葉しか、意味をなさない。勉強をあきらめた、捨てた、挫折した人が言っても、言い訳にしかならない。
実際に、勉強したことを社会で、何度も何度も利用する場面は、私自身ありましたから。