2022年06月08日 こころ院長ブログ
診療もリハビリテーションも生き物である。
変わりがないようで常に動いている。
それが患者さんの状態です。
だから、医師と療法士の情報交換は、密であるほどいい。何か変化があれば、気になることがあれば、速やかに、ちょくちょく報告できる密な関係性が大事です。
当クリニックと訪問リハビリテーション事業所は、同一フロアにオフィスを構えている為、午前中の診療・リハビリの情報を昼・午後に、伝達することが可能です。
これにより、より効率的に、質の高いサービス提供を実施しています。場合によっては、午前中のリハビリ時の情報をもとに、確認して、午後には往診して診察し、治療や処置、入院などを勧めていく場合もあります。同じ訪問サービスとして、訪問して確認した眼を共有することで、何割も質の良いサービスを提供することができます。
他の事業所との連携も推奨していますがが、会社が違うと、なかなか同一法人のようにまではいかないのが現在の状況です。訪問看護との連携は、比較的密にとれる場合もありますが、他事業所の訪問リハビリテーションとの密な連携は、なかなか難しいものがあります。担当者の顔が見えない事が多く、速やかな、直接的な連絡、報告もほとんどないのが現状です。
体調変化などがあれば、すぐ様訪問看護やクリニックに連絡が来る、そんな関係性が速く出来上がればいいなと思います。残念ながら、今の地域医療の中では、当クリニックとリハビリテーション事業所のような、診療とリハビリの強力な連携は、実現していないと思われます。診療は診療、リハビリはリハビリ、別個のサービスと位置付けられているような気がします。