最近色々なことが複雑すぎて、わかんないね

2022年04月26日 こころ院長ブログ

最近、色々なことが複雑すぎるし、あれもこれも、説明書きや注意書きが多すぎて、結局大事なことが良くわからない。

電気、ガス、ネット、電話、水道・・・・生活に必要なものの値段や契約、その他の事柄、昔より断然複雑になっている。

選べるようになっている、よりお得にあるようにとかいろいろ言われるけど、全然わかんない。

1時間も2時間も契約したり変更したりに時間がかかる。で、話していた人と、実際に家に来て何やかやする人は、そこらへんは、会社が違うからよくわからないとかいうし。

自分たちは、これについては管轄外なので何も言えない、知らないとか。

なんか、分業化、委託、専門家が進み、全然サービス良くない気がするね。我々世代でも、こんなんだもの。高齢者にはもっと厳しいね。いわれるがままに騙されちゃったりする事例があっても不思議ではない。

特するよ、今、損しているから、といろいろよくわからないことを説明されて、そのままいろいろ進めていった結果、結局、多大な損をする、そんな経験も結構しますね。別に、特をしたいなんて思ってないのに。一生懸命説明してくれるから、そんなに言うなら、といろいろ電話の機種を替えたり、サービスを切り替えたり、会社を切り替えたり、しちゃうだけなんだけどな。あんまり、余計なことは、今後お断りしたほうがいいのかな。それって、人間社会で生きていく中で、人を信じないで拒絶しているみたいで、あんまり、よくない気がするな。

医療についてもそれは同様かな。

専門化が進みすぎると、せっかく大病院に行っても、それは科が違うから、うちじゃない。知りません。だったらこまるね。せめて、それは~科だから、そちらにかかれるようにするから、診てもらってねとか、~科ではないのではっきりしたことは言えないけれども、・・・のようなものだと思います。それは、しっかり調べた方がいいと思うので、~科を紹介しますねとか、次にしっかりつなげてあげてほしいですね。うちじゃない。知らない、診ない、~科に行ったらいいしょ(自分で探して)・・・・って感じだと、患者さんは困るよね。

大病院に限らず、小さな病院・クリニックでも、うちは~科だから、と言って、診てくれないだけのところ、あるみたいですね。当クリニックは、患者さんに不利益にならないようなものであれば、一応、あらゆることに対応してはいます。もちろん、診断も治療もかなわない、疾病もあります。そういったものについては、専門家を紹介もしくはおすすめします。具体的なクリニックや病院名をいくつか提案して。ご自身で行きたいところがあれば、そちらをお勧めします。必要であれば、診療情報方も提供しています。

クリニックの存在意義は、そういったところにもあるのではないでしょうか。総合診療科、が病院ではそういった役割をはたしていますが、クリニックは、とにかく体の事、心のことで困ったら、とりあえず相談してみたら、診察・治療・もしくはあたりを付けて専門家に紹介してつなげてくれる、そういった役割が、今の専門性が強くなった医療においては重要なのではないでしょうか。

当クリニックの悩みは、多種多様です。もちろん、高血圧や糖尿病・胸腹部などの内科疾患が多いですが、腰痛・膝痛・肩こりなどの整形外科疾患や外傷などの一般外科疾患、皮膚科疾患、めまい・蓄膿・嚥下障害などの耳鼻科疾患、精神科・心療内科疾患、眼科疾患、脳神経疾患、痛み・しびれなどのペインクリニック疾患、発熱外来などの感染症、乳がん・乳腺炎などの乳腺疾患、更年期障害、認知症・・・・。それぞれを対応できる部分は対応し、専門家の介入が必要なものは、地域の連携病院・クリニックの専門先生に相談しています。

地域の駆け込み寺、昔の診療所ってそんな感じでしたね。そういったクリニックにすることが、当クリニックを立ち上げた時の初心であり、いまも目指すところです。その機能を考えると、当クリニックは、今後も基本的には広域展開は考えておらず、ある程度の限られた範囲ではありますが、その地域の方々のなんらかのお役に立つような、駆け込み寺であるように、日々、今よりもよくを目指して、活動していきます。