北方領土はわが国固有の国土です

2022年03月09日 こころ院長ブログ

ロシアのウクライナ侵攻、侵略に際し、いつも日和見がちな自民党、今回、岸田首相は、いいタイミングで、いいコメントをしたようですね。

”北方領土は、日本固有の国土であり、不法に占拠されている”的な。

結局、竹島、尖閣諸島、沖縄・・・、日本の国土は、ほっておくと、どんどん、諸外国に実効支配され、削られていきます。日本が、自衛隊という自営武力をもちながら、それを過去の戦争責任と憲法の為、実質上つかえないことを承知の上で、実効支配の既成事実をつくり、ロビー活動や国際的に自国の意見を繰り返し表現し、自国の教育を自国に都合がいいように操作することで自国民の感情や思想を操作する。

これは、日本でも同じなのかもしれないが。

反日思想を知らない子供たちに植え付けようとすることは、褒められない。歴史的事実を自分で学んで感じて、それでも反日なら仕方ない。反日に誘導されて、反日になるのは、ちがう。

日本では少なくとも、反米、反中、反韓、反朝、反ロ、などの思想は、学校教育では、みじんもない。感じたことは無い。日本と所外異国の教育の違い、民族性の違いは、ここにもある。良くも悪くも、日本人は、外国に対して、信用しすぎる、わきが甘い、防御力が弱い、リスク管理意識が低い、民族の主張性が少ないんじゃないかな。性善説の派閥の人が、潜在的に多いのかな?もちろん、日本でも、外国人を含めた色々な差別やいじめの話は聞く、が、国家ぐるみでの話は、あまりきかない。どちらかというと、失言のレベルが多い気もする。

脱線しましたが、現状、ロシアとの親交・和平は難しい。そもそも北方領土返還について、平和的に何十年もすすめようとしても、結局、定期的に振出しに戻る。このまま、元島民の方々が自由に故郷に戻れるようにはならないのでは?

ならば、現在おこっている、領土問題、進行の問題に、ロシアへの経済制裁に協力している今、過去のわだかまり、終戦後に進行された北方領土の問題ももう一度、国際的に日本の意見、立場を、ロシアに忖度なく、提示して、ウクライナの問題と共に、国際的に平等に考えてもらい、国際的に、白黒はっきり決めてもらった方がいいのではないかなと思います。

もし、それで、国際的に北方領土は、ロシアのもの、とされてしまったら、残念ながら、国土として取り返すことは難しいかもしれない。そのときは、ロシアの一部としてでも、元島民の方が、ビザなしで自由に入国出国できるような交渉を、改めてロシアとするなどの次善の策を考えていくというのも一法かもしれない。

まずは、ちゃんと、国際的に、日本の意見と立場を表明すべきだと思う。

いつも、遺憾の意とか表明していても、そんなもん、外国には何のダメージも入らん。

それは、竹島、尖閣、慰安婦、徴用工、台湾、米軍基地・・・、なんでもそう。日本の意見、意志は、まずしっかり忖度なく表明したほうがいい。そのあとで、妥協点をさがす。最初から、ごきげんをうかがって、勝手に意見を小さく表現するなんてしていたら、国益は守られない。

政治家の方々には、こういうことを期待したいな。