コロナ感染のそのあと

2022年02月24日 こころ院長ブログ

コロナ感染症が会社で出ることは、仕方のないこと。

毎日、何万人も陽性者が日本で出ているのに、わが社だけが大丈夫、なんてことは無い。相手は、ウィルスだから。

なので、陽性者が身近に出ることは、当たり前のこと。気にすることではない。

そもそも、通常の会社ではなく、医療従事者である。また、施設や病院のように、感染隔離をして対策がとれるようなものでは地域医療はない、在宅サービスなので自分の感染対策くらいしかやりようがないこと、また、微熱や症状があるから、感染の疑いがあるからサービスは一時停止しますなどという感染対策は、地域医療ではできない。むしろ、感染の疑いがあるなら、積極的に検査をしに行かなければならない、発熱患者さんを積極的に受け入れならない。そういった指針のクリニックで働いてくれているスタッフたちなので、それはいつ感染をもらってしまっても、致し方ないような状況ではありました。それでも、誰かがやらなければ、ならない大事な仕事です。危険を冒してもらっているスタッフには申し訳ないけれども、そこは、頑張るしかない。第6波が、もう少しして収束するまでは。

要は、これからが大事。

まずは、他に陽性者がいないかどうかの確認を速やかに行う。もしくは、隔離療養させる。当クリニックでは、昨日から出勤者及び足を運べるものから順にPCR検査を施行。本日、出勤者で昨日施行していないもの全員にPCR検査を施行。これでほぼ、全員の検査が終わります。

濃厚接触者の確認。これは、当クリニック内には、基準に該当するものはいませんでした。それでも、濃厚ではなくても接触が、他のものよりも濃かったスタッフについては、検査結果が出るまで、自宅待機としました。

咳・鼻水・咽頭違和感・咽頭痛・全身倦怠感・頭痛など、何らかの症状があるものは、検査結果が出るまでは自宅療養、今後、症状があれば、すみやかにPCR検査し、結果が出るまでは自宅療養とします。

クラスターにしないことが大事。

訪問看護、リハビリ利用者さんについては、残りのスタッフでの代行・後日の振り替え・お休みなど、利用者さんと話し合いながら、対応していくこととします。

日常業務の縮小。これは、マンパワーがこれから、不定期に、不特定数に削れることを考慮し、エクストラに行っていた業務からいったん撤退して、通常業務だけでも支障が出づらいように残りのメンバーで対応するため。それにつき、誠に申し訳ございませんが、コロナ感染症の件がひと段落するまでは、発熱外来の方は一時閉店させていただきます。

医師が感染した場合が一番厄介です。当クリニックにはまだ、常勤医が1名しかおりません。常勤医が感染した場合、外来は縮小して非常近医のみでの対応となります。また、訪問診療につきましては、自宅もしくは院長室隔離の間、オンライン・電話診察で可能な限り行いつつ、日程を調整させてもらいながら、訪問中止・延期とさせてもらう方、非常近医に対応していただく方、近隣・連携病院やクリニックの医師に代行で訪問していただくなどの対応になるかと存じます。すでに、3回目のワクチンの接種を受け、濃厚接触はなく、飛沫を受けるようなお互いマスクなしでの会話などはしていませんし、クリニックの換気も十分ですので、リスクは少ないかと存じますが、相手はウィルスですのでこればっかりはわかりません。

とにかく、あらゆる可能性を考慮しつつ、出てきた事象に速やかに対応し、施策していく必要があると思います。

普段から、色々な情報を発信しておりますが、自信に都合が悪い情報をも速やかに発信してこそ、発信される情報の価値や信用があがるもと考えています。なので、クリニック内での陽性者の出現も速やかに自主的に公表させていただきました。また、これは院内向けのこういった方針で行くよというアナウンスでもあります。みんなで力を合わせて、この難局を乗り切ろう、という事です。これにより、結果的に、組織の和がより強固になったらいいなと思います。