2021年08月20日 こころ院長ブログ
医療事務チーム・訪問リハビリに続き、外来・訪問診療補助看護チームが、一旦完成しました。正規職員3人、パート2人(令和4年4月からは、正規職員4名、パート1名になります)。看護師が十分にいる医療機関は、本当にいろいろなことができる潜在能力を持っています。これからのクリニックのサービスをさらに充実できるように、一同、頑張っていきます。
ただ、事業が拡大されていくと、一旦完成したチームも、人手不足となり、追加募集が必要となります。その一例が、訪問リハビリチームです。現在、まだ、若干の空き枠がありますが、徐々に徐々に満員御礼に向けて、突き進んでおります。現在、PT5名、OT2名、ST2名(PT一人休職中)ですが、今後の事業計画上、さらに、PT1名、OT1名、ST1名を募集することにしました。やはり、同職種療法士が3名ずつ以上いると、休暇を取る際の代行や知識や技術の交流、交換、バリエーションなどが豊富になり、患者さんとの相性でも合わせやすくなるなと感じています。リハビリテーションで重要なことの一つは、療法士と患者さんの相性だなと常々思っていますので。
ちなみに、訪問看護の方は、まだ、正規職員が最低あと3名が必要と考えていますので、引き続き募集しています。
居宅事業所の立ち上げもすすめています。ケアマネージャーの資格を有するスタッフが4名はいるので、問題はありませんが、みな別の仕事も持っているため、専任のケアマネージャーの募集も検討しています。
そろそろ本格的に、栄養士の時代だな、と考えています。開院当初から栄養士の採用の検討はしていましたが、なかなか時代のニーズが付いてこず、経営上は、難しいなと感じていました。しかし、現場レベルでは、実際は栄養士が介入すべき状況は山ほどあります。特に、末期がんや進行性の特定疾患、末期呼吸器疾患や訪問リハビリでのST介入の患者さんなどには、必要性が高いと考えます。今後、ケアマネージャーや患者さん、その家族に栄養士の介入の必要性を啓蒙していき、訪問薬剤管理のように、介護・医療サービスに、当たり前に組み込まれるような雰囲気にしていかないとなと感じています。現在は、医師と看護師が、栄養士の代わりを担っているにすぎません。やはり、餅は餅屋に。専門家がじっくり介入する方がいい。そのためには、もっと訪問栄養指導の診療報酬の適応疾患や取り方、点数などをいろいろな角度で増やして、ハードルをもっと下げてもらわないと、栄養士さんに十分な給与が発生させづらいと感じます。訪問栄養指導がいまいちはやらないのは、診療報酬が取りづらいことと、介護保険では看護や介護・リハビリ・ディサービスなどと点数の取り合いになってしまうところにあると思います。薬剤や栄養については、いっそのこと医療保険にしてくれた方が、必要に応じて介入できるのになと思います。それに、調子指導は、必ずしも必要ない、補助食品や配食、点滴、経腸栄養その他、いろいろな形の栄養摂取があり、自宅で調理する人に訪問指導に入るケースは、逆に少ないように思います。ヘルパーへの調理指導なども行うことがありますが、それこそ、無駄な医療費で、そもそも、ヘルパーには、訪問介護事業所の方で最初から指導しておくべき、と私は考えています。実際に、事業計画に訪問介護ステーションの立ち上げ、ということも3年前から構想がありますが、最初から、訪問介護に事業所を作るなら、栄養士は必須と考えています。栄養士の指導を受けた介護士の訪問、栄養士が監修したメニューを介護士が作る、それが最高の訪問介護だと私は考えています。本当は、訪問介護事業所に栄養士がいることで、診療報酬に加算が欲しいところですがね。