2021年07月28日 こころ院長ブログ
ファイザー製のコロナワクチンにおいて、ごくまれに、AYA世代(Adolescent and Young Adult(思春期・若年成人)、15才~30代)において、心筋炎を誘発する可能性があるとのことです。胸部症状などの既往のある方は、医師にご相談ください。ワクチン接種は、受けるか受けないかは、自己判断・自己責任です。副反応が起こるか起こらないかは、医師にもわかりません。
ワクチンを打たなくても元気に過ごせる人もいるでしょう。若者が重症化しないというエビデンスはなく、重症化する方もいます。自分が、稀な副反応に襲われるかもしれない、コロナに感染して重篤になるかもしれない、自分が感染し、重症化しなくても、自分の周りの人にうつしてしまい、その方が重篤な感染症になるかもしれない、ここぞというタイミングで陽性となり、大事な試験や商談が中止になってしまうかもしれない、ワクチン接種を受けていないことで、隔離や制限などの不自由な生活を送ることになるかもしれない、様々なリスクや可能性を考えながら、ワクチン接種を希望される方は、接種を受けてください。
ワクチンを打っていない方を差別することは、絶対にしてはいけません。しかし、区別することも非難してはいけません。ワクチンを打たない自由もあります。しかし、ワクチンを打った方やコロナ感染したくない方が、ワクチンを受けていないコロナ感染しやすい方とディスタンスを取ったり、感染予防のマスクやフェイスシールドを付けるなどの対応をしたり、求めたりすることを差別だと批判することもしてはいけないと思います。どちらも、自分の主義や生命を守ろうとしているのだから。
そもそも、ワクチンを打とうが打つまいが、マスク、ソーシャールディスタンス、手洗いは、基本中の基本。当面、ずっと継続すべき。むしろ、コロナ感染が収まっても、これを続けることで、インフルエンザや風邪などの蔓延も抑制できます。面倒くさいな、暑いな、息苦しいななどのことを除けば、とてもいい習慣だと思います。それをやめてしまった欧米では、また感染が再燃しています。