祖母の話

2021年06月04日 こころ院長ブログ

祖母は、もう余裕の90才オーバーなのですが、10年近く前までは独居で、以後、サービス付き高齢者施設に入居しています。コロナ渦で、ディサービスや訪問リハビリを受けながら、生活していましたが、コロナの影響はいろいろなところに出ます。施設でもやはり、職員やほかの利用者さんとの接触機会は極端に減ります。面会は、できません。刺激が足りず、認知機能は落ちるし、動きも悪くなってしまいます。また、診療報酬改定の折、ディサービスの値段があがり、訪問リハビリと両立できなくなり、リハビリを勧めたものの、ディサービスのみになりました。本院は塗り絵が好きだったようで、ディサービスを希望していました。しかし、リハビリがなくなり、ぎりぎりのところで維持されていた機能や認知機能が急激に悪くなり、1ヶ月ちょっとで寝たきりに近い状態になりかかってしまいました。急遽、ディサービスを取りやめ、訪問リハビリで重点的に機能訓練、症状緩和リハビリを再開。現在は、以前のレベルに近くまで戻りました。当クリニックリハビリスタッフに感謝するとともに、あらためてリハビリってすごいなと思いました。時と場面により、ディサービスがいい場合とリハビリがいい場合があると思います。今回は、リハビリが功を奏したということです。塗り絵に関しては、リハビリの一環で、一部取り入れて、宿題も出すことで、本院も満足しているようで、もう少し、コロナ落ち着くまでは、訪問リハビリで機能維持、改善、症状緩和をめざし、いずれ、ディサービスを再開するか、再検討したいと思います。