ワクチンの効果

2021年06月03日 こころ院長ブログ

ワクチンの効果は、打った人の感染抑制、感染時の症状緩和だけにあらず。感染症が、一人が罹患することでさらに複数人に伝播させ、それが芋づる式に、指数関数的に広がり、クラスターやパンデミックになります。ということは、逆も真なり。一人がワクチン接種をすることで、この人将来罹患すことを防ぎます。すると、この人がもし、ワクチンを受けずにいて罹患し、もしこの人から感染が伝播し、クラスターを起こしたり、パンデミックを起こしたりするとしたら。そのもしものクラスターやパンデミックを起こすきっかけとなる最初の感染者をワクチン一本で防げるかもしれない。つまり、ワクチンをいかに多くの人に早く打てるかで、すさまじい数の今後起こるかもしれないクラスターの芽を摘むことができるかもしれない。ワクチンは、自分の身を守るだけではなく、地域全体、国全体を感染抑制する強力な一手になるかもしれないという話です。